鈴与シンワートは、鈴与シンワ物流の運行管理システムのリプレイスについてコンサルティングサービスを提供し、その進捗状況を段階ごとにリアルタイムレポートしている。前回の「選定支援編」に続き、4月9日に「製品選定編」のレポートを公開した。
鈴与シンワ物流が運行管理システムの入れ替えを決めたきっかけは、現在使用している車載機のサポート終了にともない、車載機のリプレイスが必要となったことだった。2024年問題の四つの課題である(1)輸送の安全の確保、(2)改善基準告示の改正にともなう、労働時間の短縮による収益性の低下、(3)より正確な勤怠管理と、それにともなう事務処理の省力化、(4)生産性の向上-を解決するためのツールとして新システム導入を計画した。
新システムの運用によって、「四つの課題を解決するという理想をどこまで具現化できるか」を重視し、製品選定を行った。
鈴与シンワート 物流コンサルティング事業部では、各社製品・サービスを評価するにあたって重視したポイントについて、「支援開始段階で、すでにある程度、製品・サービスの選定をしていたため、まず、それぞれの製品の機能・非機能を含め、各々の特徴を詳細に調査した。その後、各々のデモにも同席し、改めて当社が蓄積している情報・知見を加味し、細部にわたって検討を行った。今回は各々の製品やサービスのコンセプトが大きく異なるものを比較、分析する必要があった。比較するための項目をピックアップすることが難しく、部内で検討を重ねて97項目の比較一覧表を作成した。何をもって優劣を決めるか、それをいかに納得してもらうかなど難しい部分もあったが、QCDの観点に基づき、調査結果を定量的に評価、分析し、レポーティングを行った。とくにコスト分析については、業者によって異なる見積もりを精査し、費用項目をグループ化したうえで可視化、明確で迅速な意思決定に資するレポーティングを心掛けた。最終的には『結論がわかりやすい資料』として1ページの資料にまとめることに注力した」としている。
鈴与シンワ物流は、鈴与シンワートのコンサルティングについて、「鈴与シンワートと当社は業界が違うため、聞きなれない言葉が多く、最初は戸惑った。例えば『非機能要件』と呼ばれる信頼性、保守性、拡張性、可用性なども検討する必要があり、最初は頭を悩ませた。しかし、『当社が新システムに求める要件』を綿密にヒアリングし、2社の競合機種を数値化した比較表を作成してもらったため、採点のニュアンスに当社の考えと齟齬がなく、真意を汲んでいる内容であると感じた。また、さまざまな機能を比較するだけでなく、当社ではどう生かせるかといった提案内容も記載されており、非常にわかりやすい比較表だった。おかげで四つの課題のいずれにも偏らず、バランスのよいシステムを選定することができた」と評価している。
鈴与シンワ物流が運行管理システムの入れ替えを決めたきっかけは、現在使用している車載機のサポート終了にともない、車載機のリプレイスが必要となったことだった。2024年問題の四つの課題である(1)輸送の安全の確保、(2)改善基準告示の改正にともなう、労働時間の短縮による収益性の低下、(3)より正確な勤怠管理と、それにともなう事務処理の省力化、(4)生産性の向上-を解決するためのツールとして新システム導入を計画した。
新システムの運用によって、「四つの課題を解決するという理想をどこまで具現化できるか」を重視し、製品選定を行った。
鈴与シンワート 物流コンサルティング事業部では、各社製品・サービスを評価するにあたって重視したポイントについて、「支援開始段階で、すでにある程度、製品・サービスの選定をしていたため、まず、それぞれの製品の機能・非機能を含め、各々の特徴を詳細に調査した。その後、各々のデモにも同席し、改めて当社が蓄積している情報・知見を加味し、細部にわたって検討を行った。今回は各々の製品やサービスのコンセプトが大きく異なるものを比較、分析する必要があった。比較するための項目をピックアップすることが難しく、部内で検討を重ねて97項目の比較一覧表を作成した。何をもって優劣を決めるか、それをいかに納得してもらうかなど難しい部分もあったが、QCDの観点に基づき、調査結果を定量的に評価、分析し、レポーティングを行った。とくにコスト分析については、業者によって異なる見積もりを精査し、費用項目をグループ化したうえで可視化、明確で迅速な意思決定に資するレポーティングを心掛けた。最終的には『結論がわかりやすい資料』として1ページの資料にまとめることに注力した」としている。
鈴与シンワ物流は、鈴与シンワートのコンサルティングについて、「鈴与シンワートと当社は業界が違うため、聞きなれない言葉が多く、最初は戸惑った。例えば『非機能要件』と呼ばれる信頼性、保守性、拡張性、可用性なども検討する必要があり、最初は頭を悩ませた。しかし、『当社が新システムに求める要件』を綿密にヒアリングし、2社の競合機種を数値化した比較表を作成してもらったため、採点のニュアンスに当社の考えと齟齬がなく、真意を汲んでいる内容であると感じた。また、さまざまな機能を比較するだけでなく、当社ではどう生かせるかといった提案内容も記載されており、非常にわかりやすい比較表だった。おかげで四つの課題のいずれにも偏らず、バランスのよいシステムを選定することができた」と評価している。