Infoseek 楽天

エクセルソフト、企業向けライセンス「GitHub Enterprise」の販売を開始

週刊BCN+ 2024年5月28日 16時25分

 エクセルソフトは、開発者向けのコラボレーションプラットフォームGit最大手であるGitHubとパートナー契約を結び、企業向けライセンス「GitHub Enterprise」の販売を5月28日に開始した。 GitHubは開発者がコードをホストし、レビューしてソフトウェアを構築できる開発プラットフォームで、オープンソースプロジェクトからビジネス用途まで、幅広いニーズに対応している。今回、エクセルソフトはGitHubと協力し、日本企業のプラットフォーム導入のサポートに尽力していく。

 GitHubは、Gitと呼ばれる分散型バージョン管理システム(VCS)をベースとした、開発者向けのコラボレーションプラットフォームとなっている。コードのバージョン管理、共同編集、レビュー、配布などを簡単に行うことができ、世界中の開発者に広く利用されている。個人向けの無料プランと、チームや企業向けの有料プランがある。有料プラン(Enterprise)は、プライベートリポジトリ、高度なセキュリティー機能、サポートなど、より多くの機能を利用することができる。

 ウェブブラウザー、デスクトップアプリケーション、コマンドラインインターフェースなど、さまざまな方法で利用できる。初心者でも使いやすいように設計されており、豊富なドキュメントやチュートリアルも用意している。

 今回、販売を開始したGitHub Enterpriseは、GitHub.comの機能に加えて、企業向けのセキュリティー、アクセス制御、コンプライアンス機能を提供するコード管理プラットフォーム。メインとなるGitHub Enterprise Cloudは、GitHub.comのホスト型サービスとなり、これによって、企業はGitHubの最新機能とスケーラビリティーを利用しながら、コードを自社のインフラストラクチャーに保持することができる。

 セキュリティーとコンプライアンスが要件の場合として、GitHub Enterprise Server版も用意している。オンプレミス環境にインストールして実行するソリューションで、企業はコードを自社のファイアウォール内にとどめ、データのセキリティと規制上のコンプライアンスをより厳密に制御することができる。

 年間サブスクリプションの製品で、ユーザー数とオプション機能の内容で価格が決定する。

この記事の関連ニュース