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理経、顔認証を利用した誤薬防止システム「メディアシ」を開発

週刊BCN+ 2024年6月28日 16時58分

 理経は、顔認証を利用した開発技術を応用し、タカゾノ製の分包機と連携した、介護施設など向けの誤薬防止システム「メディアシ」を開発した。あわせて、メディアシを用いたサービスの販売を促進するため、タカゾノと代理店契約を結んだと発表した。

 メディアシは、介護施設などでの誤薬防止と服薬支援を行うSaaS型ソリューション。介護施設で入居者が処方された薬を正しく服用できるように介護士がサポート(服薬介助)する際、これまで人の手によるダブルチェックで対応してきた入居者と処方薬が一致しているかの確認作業を、顔認証利用のアプリケーション上で容易に行うことができる。

 「入居者のID」「処方薬の用法」「薬情報」などの情報をあらかじめ二次元コード化して分包紙に印字し、服薬介助時に二次元コードと入居者の顔を照合するだけで確認作業が可能。顔認証を利用することで、機械によるチェックができるため、処方薬の飲み間違いや取り間違いといった重大な事故を防げる。

 今回の代理店契約により理経は、メディアシを構成するアプリケーションの開発・導入・保守など、タカゾノは介護施設などに対するサービスの提案・契約窓口業務などを担当する。

 両社は今後、介護老人福祉施設(特養)、介護付有料老人ホーム、介護老人保健施設(老健)、介護障害者施設などの介護施設を対象に、メディアシを広く展開していく予定。

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