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SBT、「Cato SASE Cloud」の取り扱いと運用支援を開始

週刊BCN+ 2024年8月8日 15時31分

 SBテクノロジー(SBT)は、セキュリティーサービスの新たな製品ラインアップとして、イスラエルのCato Networksが提供するネットワークとセキュリティー機能を統合したクラウドサービス「Cato SASE Cloud」の取り扱いと運用支援を開始すると発表した。

 近年、働き方改革やDX推進により、社内外から情報資産にアクセスできる働き方やクラウドサービスの利用が広がっている。その一方で、年々巧妙化するサイバー攻撃への対策として、多くの企業は複数のセキュリティーサービスを導入し、より強固な対策を実施している。こうしたなか、複数メーカーの製品管理の手間や専門性の高さから起こる人材不足などを背景に、数年前からネットワークセキュリティーをすべて統合・管理できるSASE(Secure Access Service Edge)が登場。そのなかでもCATO SASE Cloudは、段階的に導入できる拡張性の高さ、直観的なユーザーインターフェースによる操作性、さらには安全で高速なプライベート通信環境の実現とその導入の容易さにより、高い注目を集めている。

 Cato SASE Cloudの運用支援では、拠点間の広域ネットワークであるSD-WANをはじめ、ZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)、SWG(セキュアウェブゲートウェイ)/FWaaS(ファイアーウォールアズアサービス)、さまざまな脅威への対策を包括したThreat Preventionなどの主要な製品機能に対して、Cato SASE Cloudを熟知したSBTのエンジニアが、顧客のセキュリティー環境に応じた設定業務を行う。

 さらに、同社のネットワークオペレーションセンターによるシステムの常時監視と障害情報の通知により、導入時の設定作業から運用にかかる業務までを迅速・スムーズに実現するとともに、昨今のセキュリティー人材不足や、運用を担う担当者の業務効率化に貢献する。なお、有償オプションで月次レポートの作成や定期報告会を用意している。

 今後は、SBTのセキュリティー監視センターで提供するマネージドセキュリティーサービスの対象製品に、Cato SASE Cloudの追加を予定している。セキュリティーアナリストによる高度な分析と豊富なノウハウを活用し、監視から運用に至るまで一貫したサービスを提供することで、顧客のセキュリティー環境の向上を支援していく。

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