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セキュア、イオンモール羽生で完全レジレス・無人店舗の実証実験を実施

週刊BCN+ 2024年8月20日 16時5分

 セキュアは、国内外で200施設以上のショッピングモールを開発・運営するイオンモールと協働で、最新のデジタル技術を活用した、完全レジレス・無人店舗の実証実験をイオンモール羽生で実施する。今回の実証実験はショッピングモール内で無人店舗を営業することで、完全レジレスの買い物を広く顧客に体験してもらい、その有効性についての検証も行う。

 近年、人手不足の状況は深刻化し、大きな社会問題になっている。店舗では営業時間の短縮やセルフレジなどさまざまな取り組みが行われているが、人手不足の問題は、既存の店舗運営に対しマイナスの影響を与えるだけでなく、小規模小売業者やスタートアップ企業による新たなチャレンジを止めてしまうことにも直結する。

 そこで今回、セキュアとイオンモールは、人手不足の解決手段の一つとして、セキュアが展開するレジレス無人店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」の技術を活用し無人店舗の実証実験を行う。実施期間は、今年秋から1年間の予定。

 企業やメーカーは、無人店舗に商品を陳列するだけで商品の販売が可能となる。遠隔地の特産品や限定商品の販売、地場企業や地域のスタートアップ企業の生産品など、販売員の手配や会計対応がネックとなり、実現が難しかった商品販売が可能となることで、顧客・企業の双方に大きなメリットをもたらす。

 今後、実証で得られた経験やデータを基に商業DXを推進し、より便利でスムーズな販売システムを構築する。さらに、店舗運営の問題解決や新たな運営方法の創出にとどまらず、地域で活動する小売業者がイオンモールで事業活動を行う機会を創出し、より活性化された地域・社会づくりに貢献していく。

 両社は、無人店舗運営を通じて、小売業界の人手不足解消に寄与するとともに、安心安全でスマートな社会作りへ邁進していく方針。

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