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鈴与シンワート、龍藤観光が「あさレポ」を導入

週刊BCN+ 2024年9月11日 16時33分

 鈴与シンワートは9月11日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」を、空港送迎、国内外からの顧客の観光・商務をトータルコーディネートしている龍藤観光が導入したと発表した。 龍藤観光は今年4月1日に施行された「旅客自動車運送事業運輸規則一部改正」への対応について、2023年8月頃から検討を開始。スマートフォンでアルコールチェックをしているところを撮影する、監視カメラを設置して対面でアルコールチェックしている姿を録画するなど、さまざまな方法を検討した。しかし、録画データの保存など業務負荷の増加を考え、半年ほど悩み、もっと手軽に良いサービスがないかとインターネットで検索しているうちに、あさレポにたどり着いた。

 他のアルコールチェックシステムも検討したが、(1)検温やビデオ点呼など多機能で法改正に対応しているサービスであること、(2)迅速な法改正への対応など頻繁にアプリがアップデートされる充実したサポート体制があること、(3)クラウドサーバーで測定データの保管と管理が容易にできること、(4)アルコールチェッカーやアプリの方法が簡単なこと、(5)初期費用がかからないこと、(6)月額プランと従量課金プランをドライバーごとに設定でき、月ごとにプランの変更ができること-といった理由から、あさレポを採用した。

 あさレポを導入するだけで国土交通省に求められている法改正への対応をすべてクリア。監査の際も、あさレポを使用していることを伝えたところ、信頼度が高いサービスであることが周知されているため、スムーズに監査が進んだ。

 また、アルコールチェック測定時のドライバーの様子を安全運転管理者がビデオ通話を通して目視確認できるため、ドライバーの管理がしやすくなった。デバイスとアプリの操作が簡単なため、アルコールチェックをしているドライバーからも不満の声はないとのこと。

 同社は運行管理者の視点から、デバイスの操作が簡単なため、乗務員への指導がしやすい点を評価。リーズナブルな価格でより良い点呼管理が可能となり、満足している。良いサービスのため、法改正の対応に悩んでいた他のバス会社などにも紹介したという。

 あさレポは、従業員の運転前にアルコールチェックと検温を実施し、専用のクラウドサーバーで一元管理するクラウドサービス。運転前に利用することで酒気帯び運転や発熱時運転を予防する。道交法のアルコール検知器使用義務、今年4月から施行された旅客自動車運送事業運輸規則の一部改正などに対応している。

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