鈴与シンワートは11月20日、東京建物が「POSITIVE×人事・給与業務アウトソーシングサービス」を導入した事例を発表した。 東京建物では、大きく分けて三つの課題を解決するために、2022年3月頃から検討を開始した。一つめの課題は、従来の人事管理システムと給与管理システムは別々のシステムを使用していたため、データの登録作業が二度手間となっていたうえに、データが正しく登録をされているか、読み合わせなどをして突合する必要があった。また、人事管理システムに必要なすべての情報を必要な形で登録することができず、一部の情報は紙(Excelの帳票など)で管理していたため、データ加工などのシステム外作業が発生し、業務上の負荷となっていた。
二つめは、従来の人事管理システムはカスタマイズの繰り返しによってブラックボックス化が進んでおり、人事制度変更などに伴うシステム改修・帳票変更の影響がどこまで及ぶかを把握しにくい状況だった。また、オンプレミスのシステムであるため、法改正の際には、都度カスタマイズが必要となり、改修コストの増大につながっていた。
三つめは、従来の給与管理システムは、給与の支払いに特化しており、必要なマスタ情報の保持やロジックをともなった各種計算処理ができなかった。そのため、例えば、欠勤があった場合に欠勤日数に応じた金額を別途Excelで計算・管理をして、手動で給与管理システムにデータ登録をする作業などが必要だった。
サービスの選定には8カ月ほど時間をかけ、東京建物が求めるシステム要件に対する適合度が高い鈴与シンワートの提案を選定した。おおまかな要件としては、(1)人事・労務情報、給与情報、組織情報の一元管理、(2)人事・給与業務に関して一体的な業務運用ができるシステムの構築、(3)従業員向けサービスのレベルを向上するため、紙の各種申請業務をシステム化すること、(4)BPOサービス導入による業務負荷の低減―の四つを挙げていた。
「POSITIVE」は、一定程度のカスタマイズが可能であり、アウトソーシングにも柔軟性がある点を評価。将来新しい帳票や機能などを追加する際や、さらにアウトソースする業務範囲を拡大する際にスムーズに対応できることも期待している。また、システム導入とアウトソーシングを同一企業で対応するという提案は鈴与シンワートだけであり、安心感があった。
東京建物では、給与業務をアウトソースしたことで、月初の給与業務が楽になった。全社員分の給与の読み合わせも社内で実施する必要がなくなり、データ不備の連絡を受けた際だけ内容の精査と確認をしている。時間に余裕ができ、通常業務により多くの時間を使えるようになった、としている。
二つめは、従来の人事管理システムはカスタマイズの繰り返しによってブラックボックス化が進んでおり、人事制度変更などに伴うシステム改修・帳票変更の影響がどこまで及ぶかを把握しにくい状況だった。また、オンプレミスのシステムであるため、法改正の際には、都度カスタマイズが必要となり、改修コストの増大につながっていた。
三つめは、従来の給与管理システムは、給与の支払いに特化しており、必要なマスタ情報の保持やロジックをともなった各種計算処理ができなかった。そのため、例えば、欠勤があった場合に欠勤日数に応じた金額を別途Excelで計算・管理をして、手動で給与管理システムにデータ登録をする作業などが必要だった。
サービスの選定には8カ月ほど時間をかけ、東京建物が求めるシステム要件に対する適合度が高い鈴与シンワートの提案を選定した。おおまかな要件としては、(1)人事・労務情報、給与情報、組織情報の一元管理、(2)人事・給与業務に関して一体的な業務運用ができるシステムの構築、(3)従業員向けサービスのレベルを向上するため、紙の各種申請業務をシステム化すること、(4)BPOサービス導入による業務負荷の低減―の四つを挙げていた。
「POSITIVE」は、一定程度のカスタマイズが可能であり、アウトソーシングにも柔軟性がある点を評価。将来新しい帳票や機能などを追加する際や、さらにアウトソースする業務範囲を拡大する際にスムーズに対応できることも期待している。また、システム導入とアウトソーシングを同一企業で対応するという提案は鈴与シンワートだけであり、安心感があった。
東京建物では、給与業務をアウトソースしたことで、月初の給与業務が楽になった。全社員分の給与の読み合わせも社内で実施する必要がなくなり、データ不備の連絡を受けた際だけ内容の精査と確認をしている。時間に余裕ができ、通常業務により多くの時間を使えるようになった、としている。