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都築電気、サイシードの「sAI Search」と「sAI Chat」を提供

週刊BCN+ 2025年1月16日 15時19分

 都築電気は1月15日、ICT運用マネジメントサービス「TManaged Service」のメニューとして、サイシードの「sAI Search」と「sAI Chat」を提供すると発表した。これを通して、顧客のICT運用負荷のさらなる軽減を実現し、コア業務に向き合う環境づくりを支援する。

 DX推進を加速させるツールとして、AIの活用が期待されている。都築電気では、多様なニーズに対応するため、各種パートナーと協働しながらAIによる価値提供を推進している。新たなデジタル技術の導入が進む一方で、それを支える情報システム部門の負荷は増大している。既存システムの安定稼働や社内への問い合わせ対応なども求められるなか、本来注力すべき業務へのリソース確保が課題となっている。今回、AIの活用でこれらの課題を解決するため、提供するサービスに親和性のあるサイシードとの協働に至った。

 TManaged Serviceは、情報システム部門が本来取り組むべきコア業務に注力できるよう支援するサービス。顧客の運用業務の現状分析・可視化や運用手順の設計・運用マニュアルの整備支援、運用業務のアウトソーシングなどのサービスを通して、サービス品質向上や顧客社内の満足度向上を素早く実現する。同社サービス体系「Total SolutionService Framework(TSF)」の運用サービスとして位置付けており、運用を通して抽出された課題をもとに、顧客に有益なサービス提案をTSFに沿って行うことで、顧客のさらなるDX推進を支援する。

 今回、TManaged Serviceで提供するサービスメニューに、サイシードがもつAI搭載FAQシステム「sAI Search」とAI搭載チャットボット「sAI Chat」を追加する。これによって、とくに「社内からの問い合わせ対応」に課題をもつ顧客に対して、AI技術を含めた運用プロセスの改善と、網羅性を高めた課題解決への支援が可能となる。

 sAI Searchは、AIによる関連性の高いタグ提示など、直感的に回答にたどり着けるFAQサービスを実現。FAQ用データをアップロードするだけで、スピーディーに利用できる。コールセンター向け、ヘルプデスク向け、サイト内検索向けなど用途に合わせた最適なパッケージを準備している。

 sAI Chatは、登録するFAQの類似表現をあらかじめ学習することで、導入時から精度の高いAIチャットボットを実現。顧客企業内の利用率などの向上に向けて、専任のカスタマーサクセスチームが支援する。入力途中でのサジェスト表示などの豊富な機能や、顧客サイトに合わせた柔軟なデザインを準備している。

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