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都築電気とアセンドが相互に代理店契約、サービスの機能連携を推進

週刊BCN+ 2025年1月30日 16時4分

 都築電気は1月29日、アセンドと相互のサービスで代理店契約を結び、パートナーとして協業を開始したことを発表した。 都築電気のクラウド型動態管理・配送管理サービス「TCloud for SCM」とアセンドのオール・イン・ワン運送管理システム「ロジックス」の拡販を連携するとともに、両サービスの機能連携を進めることで、運送事業者への安心かつ効率的な物流運営を支援していく。

 2024年4月から適用された働き方改革関連法で、トラックドライバーの時間外労働の規制が強化されたことにより、物流従事者の労働環境の改善が図られている。その一方で、既存の労働力不足がさらに顕在化し、必要な配送人員を確保できないことで、配送の遅延や物流コストの上昇といったリスクが懸念されている。こうした背景から、現在、物流業界では「人材不足への対応」と「安定供給の確保」の両立という深刻な課題に直面しており、効率的かつ持続可能な物流体制の構築に向けた取り組みが重要なテーマとなっている。

 両社はこれらの課題に向き合い、物流DXを通した生産性向上や安定供給への寄与に取り組んできた。今回の提携により、両サービスの顧客基盤を活用した拡販を連携することで、運送事業者がDXによる業務効率化をスムーズに進められる環境を整えながら、「持続可能な物流」の実現を支援していく。

 相互のサービス連携では、機能連携について開発を進めており、現在、ロジックスの受注・配車・請求・労務情報を、TCloud for SCMへ取り込むことが可能となっている。今後、ロジックスへの配送実績の連携も行うことで、計画に対する運行実施状況の可視化や、実績入力の工程削減などにより、輸送管理プロセスの効率化の支援をさらに強化していく。

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