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本物そっくり「ロボット象」が話題!劣悪な環境に苦しむ飼育ゾウ、動物虐待防止が目的 インドの寺院

よろず~ニュース 2024年7月4日 21時40分

 インドの寺院で行われた宗教儀式に本物のゾウのようなロボットが姿を見せ、話題となっている。動物虐待を防止することが目的だという。

 同国南部ティルバナンタプラムに現れた「ロボット象」は高さ3メートル、重さ800キロ。耳と尻尾を動かすことができる。少し離れて見ると、“本物”と見間違えるほどだ。

 物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」のインド支部によると、ロボットは生きているゾウを所有したり、使ったりしないという寺院の決定をたたえて寄贈されたもので、「寺院での儀式を安全かつ残酷でない方法で執り行うために使用される」という。

 ケララ州の法律では、ゾウは5時間の行進の後は少なくとも12時間、移動の場合は5時間休息を取ることが義務付けられている。ただ現実には、飼育されているゾウは厳しい訓練や劣悪な環境のために苦しむことが多いという。

(ロイター/よろず~ニュース編集部)

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