TOMORROW X TOGETHER（トゥモローバイトゥギャザー）のテヒョンが最近、悪質ファンから不気味な被害を受けたことを明かした。
テヒョンは、韓国のファンコミュニティープラットフォームWeverse（ウィバース）で「MOA（ファン名称）との楽しいファンサイン会を終えて、韓国に帰ろうとしたら、誰かがメンバーの席の機内食だけを事前に予約して変えてしまった」と明かし「なぜそんなことをするのか、システムがどうなっているのか、どうして他人のものが変更できるのか、全く理解できない」と不快感をあらわにした。
そして「ご飯は事前に食べてきたから心配しないで」と、心配するファンを安心させた。
一部の航空会社では、宗教やアレルギーなどの関係を考慮し、機内食の変更が可能だ。しかしそのためには、個人情報が必要となる。
今回をはじめとする悪質ファンの行為に、K-POPアイドルは、頻繁に苦しめられている。
TOMORROW X TOGETHERの所属事務所であるHYBEは6月、所属アーティストの航空券情報を違法に取得し、これを取引した疑いのあるSNSアカウント運営者を告訴。
HYBEは「K-POPアーティストのチケット情報について、違法取引に対応するため、昨年から別途TFを構成した」とし「当社はオンライン上で、アーティストのチケット情報を取引する多数のSNSアカウントを確認した後、運営者の身元を特定できる証拠資料を確保し、警察に提出した」と説明した。
警察は該当資料をもとに、長期間国内外で捜査を行い、一部の被疑者を確認し、ソウル中央地方検察庁に送致したという。
HYBEは「警察の調査の結果、容疑者らはアーティストのチケット情報を、チャットやDM（ダイレクトメッセージ）などで違法に取引を行って売買し、数千万ウォン（数百万円）から数億ウォン（数千万円）もの収益を得たことが明らかになった」と伝えた。
また「違法取引された情報は、アーティストの座席情報を事前に把握し、同じ飛行機に搭乗して接触を試みるストーカー行為に使われた」「アーティストの座席や機内食を任意に変更したり、フライト予約をキャンセルしたりしてスケジュールに支障をきたすなど、アーティスト活動とエンターテインメント会社の運営全般に被害を与えた事例も確認された」と付け加えた。
そして「違法に取得した航空券情報を販売、または購入する行為は、アーティストの身辺を脅かし、不安感を増長させる明らかな違法行為であり、空港や航空機内の安全事故を引き起こす可能性のある、非常に深刻な問題」とし、「アーティストの個人情報を商品化し、取引する犯罪行為に対しては、容赦のない原則で、いかなる合意や善処なしに最後まで責任を問い、厳重に対応する」と警告している。
（よろず～ニュース・椎 美雪）