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国民・榛葉幹事長 蓮舫氏敗因指摘の連合・芳野会長発言に「間違いじゃない」「真ん中の票が行くわけない」

よろず~ニュース 2024年7月17日 18時30分

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)が17日、国会内での定例会見で、連合の芳野友子会長(58)が7日投開票の東京都知事選での蓮舫氏(56)の敗因について「共産党が前面に出過ぎて票が逃げたのではないか」と述べたことについて「一部、芳野さんの発言に批判をされている政治家や政党もあるようだけど、芳野さんの言っていることは間違いじゃないと思うよ」と援護した。

 蓮舫氏は自身のXで、芳野氏の発言について「現職に挑戦した私の敗因を、現職を支持した貴女が評論ですか。私は今回公契約を活用した労働条件改善を強く提案。若者の雇用環境改善も提案しました。本来、労働者を守る連合が要求する内容でもあります。組合離れはこういうトップの姿勢にもあるかもしれませんね」と反論。共産党の小池晃書記長(64)も、11日の会見で「何を根拠に票が逃げたと言っているのか。非常にレベルの低い発言だ」などと批判した。

 榛葉氏は「だってあの選挙、共産党さんは候補者出さなくて、左の票は蓮舫さんに入るわけでしょ?だったら左に寄るんじゃなくて真ん中から右を獲りに行かなきゃいけないのに。さらに左、左に寄ってですよ。立憲民主党の中でも保守と言われる野田(佳彦)元総理も、志位(和夫)さんと並んで演説をやってしまった。真ん中の票が行くわけないよね」と分析した。

 芳野氏の発言について「連合という組織からすると、国民(民主党)と立憲と、連合が一緒になる。旧民主党の形だね。これが一番戦いやすい」としながらも、榛葉氏は「それができていない理由は、立憲民主党と共産党が近づきすぎて、立憲共産党となっている。実際、都知事選は完全に立憲共産党だね」と指摘した。

 榛葉氏は「(立民の)代表選挙もそうだけど、ここ(共産党)と一線引けなかったら、とても政権取れないよ。無論、我々との関係をですね改善するというか、歩調を合わせることもできるわけがないね」と断じた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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