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チンパンジー 素早いジェスチャーでコミニケーション 人間と似てる!?最大7つを連続使用 アフリカ東部で研究

よろず~ニュース 2024年7月26日 22時0分

 チンパンジーが、効果的なコミニケーションのために素早いジェスチャーを使うことが分かってきた。アフリカ東部に生息する野生の霊長類に関する研究で、このほどチンパンジーの何千ものジェスチャーが、人間が使うターンテイキング(話者交替)や応答の速さと似ていることが発見された。

 研究は、人と類人猿が古代の祖先まで遡るコミニケーションの基本的特徴を共有している、もしくはそれがもたらす利点のために独自の発達を遂げたことを示唆しているという。

 「止めて」「ついてきて」「毛づくろいして」などの単純な要求に関して様々な手のジェスチャーをするチンパンジーは今回、最大で7つのジェスチャーを連続して使用し、通常120ミリ秒でお互いに反応し合っていることが判明した。

 スコットランドのセント・アンドリュース大学で動物行動学を研究するガル・バディヒ博士は「チンパンジーは生活のあらゆる側面でジェスチャーを用います。大きな声で引っ掻くジェスチャーをしてからグルーミングを始めるグループもいます。毛づくろいをしている最中にはお互いの位置を変えたり、新しい場所で毛づくろいを始めるジェスチャーをすることもあります」と説明した。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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