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脱スマホカメラ!「画素数」と「解像度」を理解→夏の思い出を最新デジカメで撮影しよう

よろず~ニュース 2024年7月27日 12時30分

夏から秋は自然の景色が色鮮やかに映える季節。海や山など見事な風景を撮影したいと考える人も多いだろう。なかにはスマホでの撮影画像に満足できず、高品質な写真を撮るためにデジカメ購入を検討する人も存在する。

しかし実際にデジカメを購入しようとすると、「画素数」や「解像度」など、専門用語が並んでいて、どれを購入したらいいか分からなくなってしまう。そこで「画素数」や「解像度」がどんな効果を持っているのか、それぞれについて詳しく見ていこう。

まず画素数についてだ。例えばパソコンやテレビに近寄って画面を見てみると、小さな点が並んでいることに気付くだろう。この点のことを画素と呼び、画面の中にどれだけの画素が集まっているかを示した数値が画素数なのだ。

カメラの場合は、レンズから入った光を電気信号に変換する回路「イメージセンサー(映像素子)」に配置された画素の数を画素数と呼んでいる。画素数が多ければ、同じ被写体であってもより細かい点で表現されるため、なめらかで繊細な写真を撮影可能である。

また画素数が多い写真の方が、引き伸ばしたり一部を切り取って拡大したりしても画質の劣化が少なく、綺麗に印刷できる。一方で画素数が多くなると、それだけ写真のデータ容量が大きくなるため、保存のためのハードディスクやメモリに大容量のものが求められる。

ここまではメリットを解説したが、デメリットもある。例えば画素数が多いカメラは、高い処理能力が求められるため、費用が高くなる傾向にある。

その他にも画素数が多くなると、画素1つあたりの受け取る光量が少なくなってしまい、シャッター速度が長くなり、手ブレが生じやすくなるのもデメリットだろう。

次は解像度についてだ。解像度は、単位当たりの画素数のことを示している。多くの場合は、1インチ当たりどれくらいの画素数があるか「dpi」という単位で表現する。例えば300dpiの解像度と書かれていれば、1インチの画像のなかに300の画素があるということだ。

カメラの場合だと解像度はレンズの能力を意味している。分解能とも表現され、一定の間隔にいくつの「線」が含まれているかで精度が変わる。高解像度のレンズはその線間隔が狭く、密集しているのでそれだけ細かな撮影が可能だ。

またデメリットとしては、解像度をフル活用するためには高い画素数を求められる点があげられる。仮に画素数の多いカメラを使用していたとしても、レンズの解像度が低ければぼやけた写真になってしまい、カメラの性能を発揮できなくなるのだ。

ただ画像編集ソフトを使用すれば、低解像度の画像を高解像度に編集できる場合もある。そのため撮影後に画像編集をおこなう前提で考えたら、あまり考慮する必要はないだろう。

ここまで画素数と解像度について解説したが、近年のデジカメの進化はこの数値の上昇だけではない。例えば高感度耐性の高いカメラは、暗い場所でもシャッタースピードを保ったまま明るく撮影できるため、夜間の撮影に適している。また一瞬の風景や、動きのある被写体の瞬間を撮影したい場合には、高速連写機能が求められる。他にも高画質な動画撮影機能がある機種や、Wi-FiやBluetoothによるスマホ連携ができる機種もある。

機能が多ければそれだけ費用が高くなるため、自身のニーズに合ったカメラを選ぶことが重要だ。昨今のデジカメには、初心者でも簡単に綺麗な写真が撮影できる機能が充実しているので、実際に店頭で試すなどして欲しいデジカメを探してみてはどうだろうか。

(よろず〜ニュース特約ライター・夢書房)

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