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ユ・アイン 麻薬投薬容疑の裁判中に同性への性的暴行疑惑、代理人は否定も俳優復帰は絶望的か

よろず~ニュース 2024年7月27日 20時45分

 〝イメージが命〟の芸能界において、否定的なうわさや出来事は致命的だ。これまで、どれだけ社会に善良な影響力をおよぼしても、一つの〝負〟でそれは一瞬にして崩れ落ちてしまう。

 俳優ユ・アインが、その一人だろう。2003年に広告モデルとしてデビューすると、その和やかなビジュアルですぐさま熱い関心を受ける。04年に青少年成長ドラマ「四捨五入」に出演した際は、新人ながらハイレベルな演技力を披露し、話題の人に。

 以降、ユ・アインのフィルモグラフィーはずっと華やかだった。出演するドラマや映画の興業はもちろん、広告業界までをも魅了し、瞬く間に〝韓国を代表する俳優〟として、確固たる地位を確立する。そんな中、モデル料を全額寄付したり慈善バザーを開催したりして、収益金を経済弱者のために使うなど、社会に模範的姿を見せていた。

 演技面では、2012年にドラマ「トキメキ☆成均館(ソンギュンガン)スキャンダル」に出演。〝暴れ馬〟の異名を持ち、クールながらも熱い思いを抱いている青年ムン・ジェシン役(通称コロ)を熱演し、視聴者の間で〝コロ病〟という言葉を誕生させる。また2015年に公開した映画「ベテラン」では、1341万人の観客数を動員し〝千万俳優〟〝信じて見られる俳優〟という、輝かしい肩書も得た。彼の些細な動き一つが記事になり、小さな声でも大きな波及力を醸し出し、存在自体が大衆へ大きな慰めを与えていた。

 しかしユ・アインは一瞬の誤った選択で、二度と復帰できないほど大きな罪を犯した。常習麻薬投薬だ。

 ユ・アインは昨年10月、プロポフォールの常習投薬、他人名義での睡眠薬不法処方買収、大麻喫煙および教唆、証拠隠滅教唆などの疑いで在宅起訴される。検察によると、2020年9月から2022年3月まで、ソウル一帯の病院で医療用プロポフォールを181回投薬し、2021年5月から2022年8月まで44回にわたって他人名義で睡眠薬を不法処方させていたという。

 その後、検察は麻薬類管理に関する法律違反などの疑いで起訴されたユ・アインに対し「罪質が極めて悪質」として、懲役4年を求刑した。

 ユ・アインは「私の過ちに対して深く反省し、謝罪の言葉を伝えたい」と伝え、家族や芸能界の同僚、ファンに申し訳ないという立場を表した。また、今回の事件をきっかけに「自身の人生を振り返る時間を持った」とし、「これからはさらに成熟して、責任感のある人として生きていくことを約束する」と述べた。

 しかし、不祥事は再び起こった。今回は、同性への性的暴行容疑だ。今月25日、ソウル龍山(ヨンサン)警察署はユ・アインを30歳の男性に対し、性的暴行をした疑いで立件。現行法上、同性への性的暴行は類似強姦罪が適用される。

 男性によれば14日、ソウル龍山区のあるオフィステルで、ユ・アインから性的暴行被害を受けた事実を認知し、翌日警察へ告訴状を提出。該当オフィステルは、ユ・アインや男性の居住地ではなく、事件当時、現場には他の男性もいたという。警察は、常習麻薬投薬の疑いで裁判中であるユ・アインが、事件当日も麻薬を投薬して犯行におよんだ可能性を調査しており、近いうちに召喚調査する予定だ。

 ユ・アインの法定代理人はこのニュースが報じられると、直ちに否認。「私生活と関連した不要な推測は自制してほしい」とコメントしている。まだ正確な警察調査が行われていないため、同性性的暴行疑惑についは事実関係確認が必要だが、疑惑そのもののイメージ打撃は避けられそうになく、俳優復帰への道は絶望的ではとささやかれている。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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