「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで知られる漫画家の荒木飛呂彦氏が２９日、大阪駅西側地区アートプロジェクトＷＡＲＰ（ワープ）公開セレモニーに登壇した。
大阪駅西側エリアにアート作品を展示するプロジェクトで、パブリックアート初挑戦の荒木氏によるステンドグラスを使用した作品も展示。同プロジェクトからのオファーを受けた荒木氏は「漫画家であまりこういう仕事がないというか、今回、貢献できるということで、本当に光栄に思いました」と快諾した。
作品はかつて大阪駅のシンボルとして長年愛され、現在は京都鉄道博物館に保管されている「噴水小僧」をテーマにしたもの。中央に「噴水小僧」が描かれ、荒木氏の漫画に登場する雨を降らせるスタンドなど７体が「パワーが強い順に」（荒木氏）描かれている。「ここを通過する人の癒やしであり、希望であり、幸運のパワーであり、お待ち合わせの時に、何かいいこと起きますようにという、そういう願いで描かせていただきました」と作品への思いを明かした。
大阪駅の新駅ビル「イノゲート大阪」の開業に合わせて３１日から一般公開。
（よろず～ニュース・中江 寿）