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鼻チンで出産が楽になる!? そんな方法あるなら知りたかった 出産予定の人必見の漫画が話題 作者に聞く

よろず~ニュース 2024年7月31日 12時20分

電子書籍『わたし、迷子のお母さん』や『らっさむ漫画まとめ』を発表している漫画家らっさむさん(@LASTSAMURAI_11)が「出産を楽にする(かもしれない)知恵」という漫画をXに投稿し、いいね15,000以上の大きな反響を呼んでいる。

出産を楽にする(かもしれない)知恵とは、「出産前にはトイレで鼻をかんでみて」という意外な方法だ。これを教えてくれたのは、らっさむさんの友人で助産師として働いているMさん。

そもそも一般的な出産時には、子どもが生まれそうになるタイミングまで、イキまないように我慢する必要がある。しかし上手にイキみ逃しができない人もいるため、お産が長時間になってしまう原因になることもあるようだ。

そこで助産師の経験からMさんが教えてくれるのが、トイレで鼻をかむ呼吸法だ。排尿しながら鼻をかむイメージがイキみ逃しの呼吸法と似ているのである。

らっさむさんは第二子出産時にこの方法を使って、会陰切開なし、到着後20分で出産ができたのだった。ただ、この呼吸法の効果は個人差があるようで、偶然らっさむさんとは相性が良かったのかもしれない。そこで実際の出産時の状況などを、らっさむさんに詳しく聞いてみた。

-ご紹介いただいたトイレで鼻をかむ呼吸法は助産師さんの中ではよく知られていることなのでしょうか?

Mさんの話では「トイレで鼻を噛む方法は一般的に知られているわけではないのですが、どうやったら伝わるかを考えてこの方法にたどり着いた」とのことでした。分かりやすい例えとしてMさんからこの情報を聞いた私が、なるほどと膝を打ったような感じです。



-出産時は切羽詰まっている状況だったと思うのですが「イキみ逃し」は練習通りできましたか?

施設に到着してすぐに背中をさすりながら呼吸を先導してもらったのですが、教えてもらったイキみ逃しの呼吸をすると「すごく上手!赤ちゃんも『え?行くの?それじゃあ行きますか』って感じで降りてきたよ〜(笑)」と先生に褒められました。

自分としても一気にお産が進んだ感覚がありました。

-Mさんから何かほかにアドバイスなどはありましたか?



私は彼女の働く助産院で出産したので、いろいろ教えてもらいました。このツボを押すといいとか、会陰をやわらかくするオイルなどを教えてもらっています。また、この助産院では出産を通して「女性として生まれてきたことを肯定できるよう、産婦さんを全肯定する!」ということを徹底していました。

例えば、出産のときには

・いつもそばにいる(一人にしない)


・いつも腰をさすっている(身体のどこかに触れている)

・否定しない(すべてを受け入れる)



などのサポートを行ってくれました。

これが本当にありがたかったですね。一人目の出産のときは、陣痛がきても部屋に1人にされてすごく不安でしたし、出産のときには「ほら!がんばって!」みたいに言われ、切ない気持ちになったのです。

だからこそ、この3つが徹底されている出産が本当にありがたくて、産後もふくめて自分の人生のなかでも本当に自己肯定感の高い産婦生活を送れました。女性として生まれて、生理痛がつらかったりセクハラにあったり、いろいろ大変なこともあったけれど、あの瞬間にリセットされた気がしましたね。なので、これから出産される人は、産院の方針やそこで働いている人で選ぶという選択肢もあるよー!と伝えたいです。

(よろず〜ニュース特約ライター・夢書房)

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