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異世界?迷宮?まるでアヘン戦争時代の"阿片窟" 台湾で発見したシーシャバーが情緒あふれすぎ!

よろず~ニュース 2024年8月4日 11時0分

親日的なお国柄と多彩な食文化とで観光地として人気の台湾。

今、SNS上ではそんな台湾で見かけた異様な光景が大きな注目を集めている。

「台湾の水煙屋さん、雰囲気が完全に概念でしか知らないはずの『アレ』で、こう、『迷い込んでしまった』になっている」

とその光景を紹介したのは"チューと鳴く京都のネズミ"として活動するキニー・コーヴェルさん(@kinee_tapioka)。

怪しく薄暗い照明に照らされているのは中華風の豪奢な円卓やソファーが並んだ半個室。

よく言えば風情溢れているのだが、どうも歴史の教科書に出てきたアヘン戦争前後の中国の阿片窟を彷彿させてしまう空間だ。SNSユーザー達から

「半分寝転がりながら吸ってみたい…」
「黒執事のラウがおったとこやん」
「教科書のアレを彷彿とさせる水煙屋さんですね…!」
「これ何ていう店名でしょう?
私も台湾に行ったら極上空間でシーシャ吸いたいです…!」

など数々の驚きの声が寄せられるこの空間についてキニーさんに話を聞いた。

ーーこの写真はどこで撮影されたのでしょうか?

キニー:台北のクーロンベイシーシャ(kowloonbay Shisha)というお店です。

ーーこちらに足を運ばれた経緯は?

キニー:京都のシーシャ屋さんで働いている友人がに「明日から突発で台湾に行くんですが遊びませんか」と誘われ、ちょうど休日だったので「遊びましょう!」となりました。台湾ならでは面白いシーシャのお店はないかとGoogleマップで検索していたところ、明らかに異質な写真のお店を見つけ、行くしかないと思って二人で向かいました。

ーーこの光景をご覧になったご感想を。

キニー:まず店内のデザインに衝撃を受け、そのあと「この、古い上海や香港の映画に出てくる造形が隅々に至るまで目の前にある」という事態の把握、それを受けてまるでちいかわのように「ワァ…!」としか言えなくなって震えていたらお店の方に「お二人日本人ですか?反応が可愛いですね(笑)」と微笑まれました。とにかくデザインがレベル高くて、近寄ってみてもまったく作り物感がないんです。特に投稿した空間のデザインはもの凄くて、もしかしたら昔どこかにあった物を移築したものかもしれません。

雰囲気が良いカフェやシーシャ屋さんではやはり味が気になるのですが、こちらはフレーバーを吟味して本当に美味しいものだけを絞って置いているお店。味はむせるようなきつさが不思議なほど全くなく、それでいて吸う香水のように香り高いシーシャを作ります。火力の調整も気にかけていただいて、2時間全く味が落ちることなく吸い続けられました。慣れた方にも、初めての方にも楽しんでいただけるお店じゃないでしょうか。

ーー投稿の反響へのご感想を。

キニー:まさかこんなに沢山見ていただけると思っていなかったので、あわあわしていました。直接お店の情報を書くと連絡が行きすぎる恐れがあったので、お店情報はDMでのみお答えしていたのですが、中にはもうお店に突撃してお写真を送ってくださった方までいます。みなさんの反応やメッセージを見ながらにっこりしていました。

◇ ◇

"阿片窟"などと表現してしまったが、調べる限りクーロンベイシーシャはいたって健全でレベルの高いなシーシャバーのようだ。観光がてら写真撮影する人も多いらしい。ご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。

なお今回の話題を提供してくれたキニーさんは、今回の反響に乗じ京都のシーシャ店「水たばこ喫茶ソワカ」を紹介したいとのこと。台湾旅行に同行した友人がスタッフをしているお店で、シーシャ好きにはとても気分のいい空間だということ。お近くの方は要チェックだ。

(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)

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