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蓮舫氏の都知事選敗北を立民が役員会で検証「ネット」「党の人間が前面に出過ぎ」「争点」長妻氏が明かす

よろず~ニュース 2024年8月9日 8時0分

 立憲民主党の長妻昭政調会長(64)が8日、国会内での定例会見で、7月7日投開票の東京都知事選で同党が支援しながらも3位に終わった蓮舫前参院議員(56)の敗因について、7日の執行役員会で検証し、議論したことを明らかにした。

 同党の東京都連会長も務める長妻氏は「ひとつは、やはり争点化。都民の皆さんの多くが、これが都知事選の争点だ、この問題を基軸に選挙戦を考えていかなければならないというような争点化。我々もいろいろ努力はいたしましたが、大きくドーンと争点化をすることができなかった」と課題を挙げた。

 無党派層に蓮舫氏の支持が広がらなかったことについて、長妻氏は「ネットの使い方。テレビも新聞も読まないそういうような方々に対してのアプローチが不足をしていたのではないか」と述べた。さらに「応援弁士についても、党の人間が前面に出過ぎたのではないか。もっと市民の方々、住民の代表者など、幅広い応援ということが必要だったのではないか、という議論が出た」とした。

 長妻氏は「都知事選と総選挙っていうのはまったく構造が違う選挙であるものの、教訓として生かせるものは生かして、前に進んでいくというようなことでございました」と、議論の内容を明かした。

 記者団から、都知事選での共産党との連携について問われた長妻氏は「オール東京で戦うということですので、応援いただける方とは強力に連携をするという基本方針でやったわけであります。それを主導する我々が応援態勢を組むにあたって、無党派の方々に大きく共感をいただくような、そういうような態勢を組んでいく。我々、責任がある」とした。

 その上で「応援を多くの方々にいただくということについては、我々は否定するものではない。その中でどういう形で、無党派の方の共感を得て、争点化もして、ネットも使いながら獲得票を最大化するかということについては不断の検討、努力が必要」と強調した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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