立憲民主党の小沢一郎衆院議員が１４日、事務所のＸ（旧ツイッター）を更新。岸田首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、「予想通りの展開」との見解を示し、次期首相となる後任については「若い人気者」というイメージを示唆した。
小沢氏はこの日午前、岸田氏の総裁選不出馬の速報を受けていち早くXに投稿。「表紙だけ若い人気者に変えてボロが出ないうちにさっさと選挙をやる。『自民党は変わります！』なんてやれば、統一教会も裏金も全部忘れて選挙は楽勝…という企み」と指摘し、「こんな茶番劇に何人が騙されるかという問題。刮目を」と問題提起した。
小沢氏の投稿に対し、フォロワーからは「憲法改正の話をしていたばかりだが、目処がたたないので、米国に切られたのだろう」「既に道筋ができているのでしょう」「既定路線通り」「次の人誰だろう？」といった声が続いた。
岸田首相は午前11時半から官邸で記者会見し、「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くこと。私は来たる総裁選挙には出馬しない」と正式に不出馬を表明。総裁選に向けては「新総裁が選ばれたあとはノーサイド。主流派も反主流派もなく、新総裁の元で真のドリームチームを作ってもらいたい」と呼び掛けた。
また、岸田首相は「旧統一教会をめぐる問題や派閥の政治資金パーティーをめぐる政治とカネの問題など、国民の政治不信を招く事態が相次いで生じた」と振り返り、「被害者救済法の成立や政治資金規正法の改正など課題への対応や、再発防止策を講じること」が自身の責任であるという思いで臨んできたなど、首相在任中の歩みを検証した。
（よろず～ニュース編集部）