『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が記憶に新しい女優ゾーイ・クラヴィッツ(35)の新作映画『ブリンク・トゥワイス』にはトリガー警告がついた。ゾーイが監督デビューを果たしたアマゾンMGMスタジオの新作は、「権力の乱用についてのサイコスリラー」と銘打たれており、21日公開と同時に、映画のソーシャルメディア・アカウントに警告が掲載された。
「今週、世界中の劇場で観客と『ブリンク・トゥワイス』を共有できることを誇りに思います」「この映画はフィクションですが、成熟したテーマと暴力描写(性的暴力を含む)が含まれています」「これは、見る人によっては動揺ならびにトリガーを招くことになるかもしれません」などと綴られた。
今回の投稿は、最近公開されたドメスティック・バイオレンス(DV)を描き、女優ブレイク・ライブリーが主演した映画『イット・エンド・ウィズ・アス』が、その内容について観客に事前警告を与えなかったとして一部から非難を浴びたことを受けてのものだ。
DC被害者回復ネットワークの創設者兼エグゼクティブ・ディレクターであるブリジット・スタンプ氏は、ハリウッド・リポーターに寄せたエッセイの中で、『イット・エンズ・ウィズ・アス』を批判した。「結局のところ、擁護するはずのサバイバーを裏切っている」と指摘。「映画のマーケティングにおいて家庭内暴力の内容をごまかし、映画開始前に内容に関する警告を出さなかった 」ことが罪深いと説明していた。
(BANG Media International/よろず~ニュース)