「エア・ギア」、コミック版「化物語」(原作・西尾維新)で知られる漫画家・大暮維人の最新作「灰仭巫覡」(カイジンフゲキ、講談社)の単行本1巻が16日に発売され、発売後すぐに重版となったことが分かった。連載先の「週刊少年マガジン」担当者は「8月の新作で最も売れています!(※日販POSベース 発売日が8月1日~8月30日の店頭実売数/少年コミックスジャンル/講談社作品に限る)」と反響を喜んだ。
これを受け、大暮維人より読者へのコメントが発表された。
【コメント『灰仭巫覡』1巻 発売、即重版 について】
漫画が溢れているこの時代に、わざわざ手に取ってもらえたということはとても特別なことのように感じます。
自分の実力不足や業界の慣例で描きたくても描けなかったものがたくさんあって、それはいつの間にか自分と作品を窮屈に縛りつけていたような気がしていました。『灰仭巫覡』は、そんな枷を少しだけ緩めて、「若かった頃の自分の体験」や「自分が憧れていた作品」や「描きたかった物語」を少しずつ思い出しながら描いています。タイトルが読みづらいと言われがちですが『カイジンフゲキ』と読みます。覚えて頂けたら幸いです!
今自分にできる最上級のものを出していければと思いますので、よろしくお願いいたします!!
上記のコメントが記された文書にサインが添えられ、新連載への決意が明かされた。
【『灰仭巫覡』あらすじ】
「夜」。それはかつて天災と呼ばれていたもの。人智を超えた災害の襲来に対し、少年たちはただひたすらに舞う。神々の力を借りる為、「夜」の怒りを鎮める為、そしてこの世界を救う為――。日本の田舎町に住む少年・仭は、「夜」により故郷を追われた英国軍人・ガオと出会う。自然に囲まれたのどかな町で、仲間たちと青春を過ごす二人。しかしそんな彼らの下に、再び「夜」が襲い来て……!?漫画の常識を覆すファンタジー巨編開幕!
(よろず~ニュース編集部)