大東建託社がこのほど、全国47都道府県の20歳以上の男女18万3727人を対象に「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」を集計し、その結果を発表。3年連続で福岡県が魅力度1位に輝いた。トップ5は以下の通り。
1位 福岡県(3年連続)
2位 神奈川県(2年連続)
3位 東京都(昨年5位)
4位 京都府(昨年3位)
5位 兵庫県(昨年4位)
1位常連の福岡県は居住者評価で「2位」、非居住者評価で「1位」と内外ともに高い評価を得た。具体的に居住者は「行政サービス」や「物価家賃」面を高評価。非居住者は「仕事で行ってみたいと思う」、「住んでみたいと思う」、「住みやすそう」、「食べ物がおいしい」などの評価が高くなっていた。
一方で3位の東京都は、居住者評価が「1位」である反面、非居住者評価は11位と乖離(かいり)する結果に。居住者・非居住者ともに1位の評価項目が47都道府県で最も多いものの、居住者評価の「静かさ治安」「物価家賃」などの面、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などに関する評価が低く、街の魅力度としての全体順位を下げてしまった。
「観光に訪れたいと思う」の項目では、北海道が3年連続で1位。2位は沖縄県(昨年3位)、3位は京都府(昨年2位)となった。非居住者の評価を見ると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位。沖縄県は「気候が良い」、「自然が豊か」、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」など、道府県の観光地としての魅力にも特徴があるようだ。
本ランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が住んでいる街についてどれくらい満足しているか、また住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかの指標のこと。なお、街の魅力を発信することを目的としているため、41位以下の順位は公開されていない。
(よろず~ニュース調査班)