子供の頃、お気に入りのぬいぐるみを持っていた人は多いと思う。
今、SNS上で話題になっているのはそんなぬいぐるみの"健康管理"をしている女の子。「娘がぬいぐるみの健康管理をしている」と一冊のノートを紹介したのは社会科講師・著述業の伊藤賀一さん(@itougaichi)。
どういった基準があるかはわからないが、問題がなければ「〇」、あれば「×」や「足が痛い」「つかれている」などとぬいぐるみたちの日々の体調を書き込んだこのノート。
SNSユーザー達からは
「モモンガ体調不良過ぎでしょwww」
「私も幼い頃に同じことやっていました。体力測定や学力検査も。ぬいぐるみごとにノートにグラフを書いてました。自分の本を『学級文庫』ということにして、ぬいぐるみが借りにくる設定もありました。沢山本を読んだ子には、学期ごとに手づくりメダルを授与したり。懐かしくてコメントしちゃいました!」
「疲れている時と疲れていない時の違いを知りたくなります。
子供は敏感に感じ取っているんですかね。」など数々の驚きの声が寄せられている。
伊藤さんに話を聞いた。
ーーどんなお嬢さんですか?
伊藤:8歳で空手2級の茶帯と活発な娘です。ぬいぐるみ好きで、将来は教員を志望しています。
ーーお嬢さんがぬいぐるみの健康管理を始めた経緯は?
伊藤:家には姉弟ともに得意なUFOキャッチャーで取ったぬいぐるみが沢山あり、6歳の弟とともに「学校ごっこ(保健室つき)」「家族ごっこ」をしょっちゅうしています。その一貫で一緒に寝ている特に思い入れの深いメンバーに対して、健康管理や学習管理を始めた感じです。特に投稿の前日と当日にカゼで学校を休んでおり、自分の状況ともリンクして、保健室の先生気分だったんでしょうね。
ーー反響へのご感想を。
伊藤:さすがに16万いいねなんて付いたことなくてウケましたが、娘が一番喜んでいます(笑)。ちゃんと許可を取って載せているので、親がバズらせるために計画的に載せたのではなく、ふと可愛いなと思ったので「写真撮って載せていい?」というほんわかした感じでした。
◇ ◇
伊藤さんは10月23日に77冊目となる新刊『面白すぎて誰かに話したくなる 蔦屋重三郎』(リベラル新書)を上梓。横浜流星さん主役のNHK大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』で注目の蔦屋重三郎の人物や人生を楽しく学べる内容だ。「印税で娘に注射器のおもちゃとか健康管理ノート2を買ってあげます(笑)」ということなので、ご興味ある方はぜひ手に取っていただきたい。
(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)