多くの名作アニメ、特撮番組に関わった歌手の木村昇さんが10月中旬に72歳で死去していたことが分かった。木村さんの家族がX(旧ツイッター)で報告した。
木村さんはロックバンド「TALIZMAN」のボーカルとして、人気特撮シリーズ「ウルトラマン80」の主題歌「ウルトラマン80」を歌唱。HARRYとしてはアニメ「未来警察ウラシマン」主題歌「MIDNIGHT SUBMARINE」を、ハーリー木村としては特撮「宇宙刑事ギャバン」の挿入歌「青い地球は母の星」を、本名でもアニメ「ルパン三世」(テレビ第2シリーズ)のエンディング曲「LOVE IS EVERYTHING」などを担当。大人の色気が漂う、渋く伸びやかな歌声を響かせた。特に「ウルトラマン80」「MIDNIGHT SUBMARINE」はアニメ・特撮ソングの名曲として名高い。
親族のXでは「木村昇は、かねてより病気療養中でしたが、 去る10月中旬未明に永眠致しました。 (享年72歳) 長きに渡り、木村昇(ハーリー木村=HARRY)への暖かい応援をありがとうございました。 これからも故人の遺した数々の楽曲を愛して続けていただけると幸いです」と報告された。この投稿は、木村さんのXにもリポストされた。別のポストでは「【親族からのお知らせ】 生前、木村昇a.k.a.HARRY木村に 携わって下さったスタッフの方々、ファンの皆様、父が自由に音楽を出来る環境を作って頂き、心より感謝申し上げます。父の最期は、目瞑りながら楽器を演奏してるかような顔でした。私が幼少期に観て聴いていたことを思い出しました」とも記された。
(よろず~ニュース編集部)