ドラマ版「ターザン」で知られる米俳優ロン・エリーが死去した。86歳だった。1966年から68年までNBCのドラマ「ターザン」でタイトルロールを演じたロンは、番組撮影中にライオンに襲われたり、肩を2度骨折したと言われている。
娘で作家のキキ・エリーが父親の死去を明らかにし、亡き父を「ヒーロー」と偲んだ。
キキはインスタグラムにこう綴っている。 「世界は、これまでに知られている中で最も偉大な人物の一人を失いました。そして私は父を失いました」「父はヒーローと呼ばれる人でした。俳優であり、作家であり、コーチであり、メンターであり、家族を大切にする人であり、リーダーでした。父は行く先々で、ポジティブな影響がある力強い波を起こしました。父が他者に与えた影響は、私が他の誰にも目撃したことのないもので、本当に不思議な何かがありました」「父の人生の物語は、絶え間ない忍耐、家族や友人への限りない献身、正しいことをする勇気、そして愛する人たちの夢を実現するために進んで犠牲になることでした。それはまた、喜びと愛の物語でもありました。周りにいた人々がそれを経験できたことは特権でした。ひとたび父の愛を知れば、世界はより明るく、より有意義な場所になったのです」
「ターザン」のほか、SF映画プロデューサーのジョージ・パルの最後の映画となった75年作「ドクサベージの大冒険」にも主演したロンは、01年に俳優を引退した後は、作家として活動していた。
(BANG Media International/よろず~ニュース)