犬を飼っていれば毎日散歩に連れていく人が多いと思うが、時には天候に左右されることもあるのではないだろうか。そんななか愛犬との日常を描いた漫画『雨あがり』がInstagramで公開され、13万件以上のいいねを獲得し注目を集めた。
同作では、雨が止んだタイミングで散歩に行こうと準備を始める作者のヨシモフ郎さんと愛犬ノラ君のいつもの風景が描かれている。大好きなお散歩に行けるとあってルンルン気分のノラ君だったが、なんと玄関のドアを開けた瞬間、再び雨が…。
お散歩に行けず自らケージの中に戻っていく姿や、ため息(鼻息)をつきながら文句を言っているかのようなノラ君の様子は臨場感たっぷりで、思わず作中のセリフと同様に「ごめんて…」と、心のなかで呟いてしまう人も少なくないだろう。
そんな愛くるしいノラ君の姿を見た読者からは、「わかる〜!雨の日あるあるですねw」「うちの子も同じです!感情がダダ漏れになるところが可愛すぎ!!」「中に人入ってる?w」などのコメントが多数寄せられている。そこで作者のヨシモフ郎さんに、同作について詳しく話を聞いた。
ー愛犬との日常を漫画にしようと思ったきっかけは何ですか?
コロナ禍で愛犬と遊びに行ける場所や機会が減り、休日に暇を持て余したので絵を描き始めたことがきっかけです。
ーノラ君の性格や普段の様子を教えてください
無口で沈着冷静、侍のような男だなと思っています。自分は長く一緒に暮らしているので少しずつノラの感情がわかってきましたが、姉や友人達には未だに何を考えてどこを見ているのか分からないと言われます。
ー散歩に行けず自ら部屋の中に戻っていく様子や、全身で感情を表現している姿がとても賢く、愛おしいなと感じました。生活を共にするなかで特に印象的だったエピソードはありますか?
我が家に来た当初は尻尾も耳もほとんど動かすことがなかったのですが、数年前に動画を早送り再生で見たときに尻尾をゆっくりと揺らしている事に気が付きました。「尻尾を左右に振るという概念がノラにあったんだ!」と、喜んだ覚えがあります。
◇ ◇
もともと野犬だったというノラ君が人間との生活に慣れるまで、お互いにさまざまな苦労があったことだろう。しかし漫画に描かれているノラ君は、どのエピソードでも安心感に満ちた愛くるしい表情を見せている。
これからもヨシモフ郎さんの愛情をたくさんもらって、末永く幸せな犬生を送ってほしいものだ。
(よろず~ニュース特約・カキMONO.1)