衆院選は27日、投開票され、埼玉9区で自民党の大塚拓氏(51)が落選した。大塚氏は東京7区でやはり落選となった同党の丸川珠代元五輪相(53)の夫。夫婦で落選するという形になった。
大塚氏はパーティー券に関わる5年間での政治資金収支報告の不記載額が994万円あり、戒告処分を受けた。いわゆる“裏金問題”で処分を受けた形で、この衆院選では比例での重複立候補は認められなかった。
立憲民主党の杉村慎治氏と激しく争ったが、約4300票差で敗れた。落選確実となった大塚氏は「申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。「厳しい逆風の選挙でした」「説明を試みたが有権者の不信感を払拭することができなかった」と無念の表情を見せた。
妻の丸川氏も同様に、いわゆる“裏金議員”として選挙戦を戦い落選した。
2人は選挙が縁で2008年に結婚。12年6月には第1子が誕生した。
(よろず~ニュース編集部)