マレーシアの保健省が、世界的に人気を集めているBLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズのコラボレーション楽曲「APT.」を“有害音楽”と評価し、物議を醸していると28日、複数の韓国メディアが伝えた。
記事によると同省は最近、公式SNSアカウントで「ロゼとブルーノ・マーズの『APT.』を聞いてみたか」「歌詞に『アパート』という表現が、誘惑の場所として使用されているのが、これは東洋文化の価値観と相反する行動を、歌の中で正常化したものだ」と指摘したという。
また「さらに懸念されるのは、この歌がSNS動画で頻繁に使われ、日常の中に浸透しているということだ。特に子どもたちがこのような歌詞を、無意識に口ずさんでいる可能性がある」「保護者、教育者、そして社会の一員として、西洋文化の影響を分別なく受け入れることに対し、警戒心を持つべきだ」「もちろん、この歌にさまざまな解釈や、ファンの擁護意見もあるだろうが、歌詞の隅々まで分析し、自ら判断してみることが重要だ」と、問題を提起した。
「APT.」は10月18日に発売された、ロゼとブルーノ・マーズのコラボ楽曲で、ロゼが12月6日に発売する、1stフルアルバム「rosie」のリードシングル。中毒性のあるフックと、覚えやすい歌詞などを前面に打ち出し、韓国の代表的な音楽サブスクリプションサービス「Melon」のトップ100チャートをはじめ、genieやFLOなどの、音源プラットフォームで上位を獲得した。
(よろず~ニュース・椎 美雪)