ネットリサーチ事業をおこなうクロス・マーケティング社が2024年4月9日に「睡眠に関する調査(2024年)実態編」を公開した。全国47都道府県に居住する20〜69歳の男女2500人を対象にした調査で、日本人の睡眠の現状を明らかにしたものだ。調査結果によると、およそ6割の人が「日中眠くなる」「疲れがとれない」「眠りが浅い」と回答している。悩みが原因で眠れない人も多く、その割合は7割弱に及ぶ。
筆者も眠ろうとすると、未来への不安などを考えてしまい満足な睡眠が得られず、市販の睡眠改善薬やサプリメントが手放せない。睡眠が改善されれば日常のパフォーマンスが上がるのではないかと思うものの、良質な睡眠が確保できていない。
睡眠の質の改善に役立つものはないかと探していたところ、毎日のメンタルヘルスをサポートするアプリ「Meditopia」の存在を知った。そこで実際にどのような機能があり、使用してどのような結果が得られたかレポートする。
Meditopiaをダウンロードすると、最初にいくつかのアンケートへの回答が求められる。たとえば気になるトピックは何かを選ぶ質問があり、筆者は「睡眠の質を高める」「ストレスと不安を軽減する」「マインドフルネスを学ぶ」の3つを選んだ。登録時のアンケートはそのあとも続き、回答内容に合ったプログラムが提供される。Meditopiaでは1000以上のコンテンツが用意されているため、ストレスや不安の軽減、幸福感の向上などさまざまなアプローチが可能だ。
ユーザー登録をしてアプリを起動すると、早速おすすめのプログラムが提案される。筆者はおすすめにあがっていた「自愛の瞑想」を選択してみた。このプログラムは全5章からなり、それぞれ約20分の音楽と音声が流される。このプログラムの第1勝は「自分を愛そう」がテーマで、筆者が苦手としている内容でもあった。
横になって音楽と音声を聞いているとなぜか心が軽くなり、いつもなら考えてしまう未来への不安や過去への後悔が頭に浮かばなかった。音声の誘導に合わせているうちに、いつしか眠りについていたのである。引き続きほかの章も進めているが、プログラムを体験するとスッと眠れるだけでなく心が軽くなってきている気もする。
前述した調査結果によると、眠りを妨げる悩みの多くは「お金・収入・貯金」「学校や仕事」「人間関係」の3つであった。いずれも睡眠時には解決できない内容だ。ただ、頭でわかっていても、それらの不安が離れず眠りを妨げる。睡眠の質が悪いから、日中も悩みがちになるという悪循環に陥ってしまうのだろう。Meditopiaを使って瞑想をすれば、この悪循環を乗り越えられるのかもしれない。
またMeditopiaには「SOUL AI」とチャットできる機能がある。これは利用者が書いた内容に対して、AIが回答をしてくれるというものだ。悩みごとが頭から離れないとき、誰かに話すと楽になる経験をしたことがある人も多いだろう。かといって、眠りにつく夜に話し相手が確保できるとは限らない。そんな時はこのAIの利用がおすすめだ。
自分の気持ちを伝えると、利用者に寄り添うように返答が返ってくる。場合によっては、状況に合わせたプログラムの提案までしてくれるのだ。AIが相手とはいえやり取りをするうちに不安感が薄まり、眠りにつくこともできるだろう。
利用者の状況に合わせたプログラムの提案とAIを使った会話機能で、心と体のバランスを整えてくれるMeditopia。最初の7日間は無料で利用できるので、睡眠で悩んでいる人は活用してみてはどうだろうか。
(よろず〜ニュース特約ライター・夢書房)