アカデミー賞を受賞しているトム・ハンクス(68)が俳優を志したきっかけは、両親の離婚だったことが分かった。『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フィラデルフィア』などで知られるトムが、ポッドキャスト番組「オン・パーパス・ウィズ・ジェイ・シェティ」に出演した際、幼少期の経験がキャリアに与えた影響を明かした。
「両親が離婚していたから、母が住んでいた小さな町と、父が住んでいたオークランドのベイエリアを行き来するのに多くの時間を費やしたんだ。7歳か8歳の頃から、グレイハウンドバスに乗ってね。ただ空想にふける5時間。窓の外を眺める5時間。すれ違う車の人々を眺める5時間。空気、通り過ぎる列車、農場、その中の建物」
「当然、そこに静かに座り、何が起こっているのかを想像しなければならなかった。そのことで、それが実際に仕事になりうると気が付いたんだ。『ショーをやろう。ストーリーを語ろう』ってね。そして、それが実現したんだ。今だって、あの頃とまったく同じだよ」
そんなトムは子供の頃、ひとりでいることに慣れていたという。「両親が離婚したとき、僕はとても幼かったし、他にもいろいろな要素があった。ロジスティクスや法的なこと、時間や距離の問題とかね」「だから、ひとりでいることに慣れたんだ。それは本当に素晴らしいことだ。そして、それは本当に有害となる可能性もあるけどね」
(BANG Media International/よろず~ニュース)