引っ越しを考えた際、誰しもが希望の物件を探すために「間取り図」を確認するだろう。しかし、なかには明らかに普通の部屋と異なる間取りの部屋が存在するようだ。自身が体験したことを漫画にしているつのだふむさんは、以前Xに『夫婦で移住した福岡の家が恐怖物件だった話』というコミックエッセイを投稿し、2.7万もの「いいね」を獲得している。
つのださんが恐怖物件と出会ったきっかけは「糸島に住みたい人いる?住む家用意するよ」という知り合いからの連絡。つのださんは妻のりさこさんに「糸島に住みたい人いる?って」と何気なく報告すると、まさかの「住もう!」という返事が。
そして2人は下見のために糸島がある福岡に訪れ、紹介された物件を確認するも、あまりにも古びた家屋で決定までに至らなかった。そして新たに空き物件が出たため、スマホの映像を通して内見したところ、部屋の一角に謎のすべり台があり…。
読者からは「こんな物件が本当にあるんだ…」「不穏な物件が気になって読む手が止まらなかった」など好評の声が続出。作者であるつのださんに話を聞いた。
―同作を描いたきっかけを教えてください
東京から糸島に移住することが決まり、その記録マンガを描こうと思ったので。日記のように毎日描いてXに投稿してました。
ただ、素敵な暮らしを夢見ていたのですが現実はもっと複雑怪奇だったので、漫画もそのようになりました。
―作中の物件には現在も住んでいらっしゃいますか? またその後の生活で何か恐怖体験をしなかったのかもぜひ教えてください
マンガの後半で描いているのですが、その後に引っ越しました。今はヤバハウスから車で20分のところに住んでます。
その他の恐怖体験…いろいろあります。巨大台風で家が大変なことになったり、謎の断水があったり、大ムカデとか虫が大量発生したり…。そんな大変な体験も全て『糸島STORY』本編に描きました。ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
―作中でつのださんご自身を描く際、鳥の着ぐるみを着たような外見になっていますが、こういったキャラになった経緯や理由を教えてください。
鳥好きの奥さんの影響で鳥を飼って、だんだん僕も鳥を好きになってきて。「他者の影響を受けて変化していく自分」の象徴で、鳥を着ています。
―読者へメッセージをお願いします。
最新作『運命のリフォーカス』をAmazonで無料公開中です!先日、season1最終話の15話が公開されたので、ぜひ一気見してもらえたら嬉しいです。
(よろず~ニュース特約・カキMONO.1)