漫画家の楳図かずおさんが10月28日に亡くなったことが5日、分かった。88歳。小学館が発表した。葬儀は関係者のみで執り行われた。
楳図さんは1936年和歌山県生まれ。奈良県で育ち、小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時に漫画家としてデビュー。「猫目小僧」、「漂流教室」、「まことちゃん」などホラーやSF、ギャグと幅広い分野で数々のヒット作を生み出した。「まことちゃん」で描かれた手の指を曲げる「グワシ」のポーズも人気となった。2022年、27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO』を発表した。
1975年には『漂流教室』ほかで第20回小学館漫画賞、2018年に『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」、2019年に文化庁長官表彰受賞、2023年に第27回手塚治虫文化賞・特別賞を受賞している。
また、漫画家としてだけではなく、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、さまざまなジャンルで活躍。ネットでは「楳図かずお先生」、「漂流教室」、「まことちゃん」がトレンド入りし、楳図さんそ死を悼んでいる。
(よろず~ニュース編集部)