国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が11日、都内の有楽町駅前で、榛葉(しんば)賀津也幹事長(57)とともに、予定されていた街頭演説会に臨んだ。
この日、一部週刊誌の配信記事で女性との不倫関係にあることを報じられた玉木氏。午前中の国会内での会見で「おおむね事実」と認め陳謝したが、夜の街頭演説会は図らずも有権者や支持者へ向けての〝公開謝罪〟の場となった。
玉木氏は「きょうは恥をしのんでここに来ました。見えにくいんですけど、あえて下から、地べたからやらせてください。選挙中、高い所から、街宣車の上からお立ち台の上から訴えをしました。そんな高い所から、皆さんを見下ろすような中で、演説をしたり、思いを伝える中で、何か自分の中で慢心や勘違いが起こった。そんなことを深く反省しています」と切り出した。
週刊誌報道を「朝、記者会見をした通り」とおおむね事実だと釈明。「お越しいただいているみなさん、国民民主党の党員、サポーターや、全国で応援をいただいている皆さん、国会議員の仲間…そんな皆さんにおわびを申し上げないといけません。本当に申し訳ありませんでした」と、榛葉氏とともに頭を下げた。
玉木氏は「今本当に大事な時期。にもかかわらず、今回のような騒動を起こしたこと。悔やんでも悔やみきれませんし、まずは家族に謝って謝って謝って、謝罪を続けたいと思います」と説明した。
さらに「同時に、国民民主党にお寄せいただいた期待に応えるために、手取りを増やす経済政策、とりわけいま、皆さんに押し上げていただいて議席を増やし、その中で103万円の壁の引き上げの問題。この実現に、全力で取り組んでいきたいと思っています」と、政策実現へ不退転の決意を示した。
玉木氏は「今回、私自身のプライベートな問題で、大変党の皆さんに、迷惑をかけました。だらしない代表で本当に申し訳ない」とわびた。「私が引き起こした問題を挽回するためにも、103万円の引き上げ、基礎控除の引き上げを実現してまいりますので、引き続きのご支援と後押し、賜りますようお願い申し上げ、玉木雄一郎からの訴えとおわびの挨拶とさせていただきます」と方々へ頭を下げていた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)