株式会社明治はこのほど、全国の大学受験を予定・希望している高校生の母親500人を対象に「受験生の親の悩み調査」を実施し、調査結果を公開。7割以上(74.4%)の親が子どもとのコミュニケーション上の悩みを抱えていることが明らかになった。
具体的な悩みの内容では「勉強の進捗の追い方」(30.8%)、「娯楽をどこまで制限するか」(28.4%)を抱えている人が多く、配慮の加減に悩むという親の苦悩がうかがえた。
同様に「子どもの受験において気を付けていること」を聞いた結果、過半数が挙げたのは「過干渉にならない」(52.4%)だった。次いで、2位「子どもの気持ちを尊重する」(49.0%)、3位「プレッシャーをかけない」(47.8%)が続いた。精神面や子どもとの距離間に配慮している親が特に多いことが分かった。
配慮に悩みつつも、コミュニケーションがうまくいかない時は喧嘩に発展してしまうことも。進路について子どもと喧嘩した経験が「何度もある」と回答した親は16.8%で、約6人に1人だった。
具体的な喧嘩エピソードでは「『今はこうだから!知らないでしょ?!』と言われてカチンときてしまい『親も大変なんだよ!』とこちらの都合を言ってしまった」(愛知県・46歳)、「進路を変更しようとした時、かかったお金のことを話してしまった」(東京都・44歳)、「勉強しているときに限って『勉強したの?』と言ってしまう」(千葉県・48歳)、「つい必死に言いすぎてしまう」(大阪府・56歳)など、距離感が難しい受験生の親ならではの体験談が寄せられた。
(よろず~調査班【ライフ】)