韓国で放送中の人気歌番組「韓日トップテンショー」が11日に放送され、近藤真彦(60)がゲスト出演した。近藤はデビュー以来、初めて韓国の番組に出演。審査員として、期待を高めた。
「韓日トップテンショー」は、韓国アーティストと日本アーティストそれぞれ7人が出演し、対決テーマに合わせて過去の名曲を披露する番組。司会はBIGBANGのD-LITEと、韓国代表元スピードスケートのイ・サンファと結婚し、日本国籍から韓国籍を取得したタレントのカンナム(KangNam)が務めている。
近藤は登場とともに、出演者らと自身のヒット曲「ギンギラギンにさりげなく」を歌い、恍惚のステージを完成させた。歌唱後、「韓国の音楽放送は初めてなので、とても緊張している」「(来韓の)もう一つの目的は、鶏を一羽食べること」と食いしん坊ぶりを見せ、笑いを誘った。
トップバッターとして登場した韓国チームは、実力派アーティストのソン・テジンとキム・ダヒョンが登場。1984年に韓国でヒットしたデュエットソング「海辺の岩」で、美しいハーモニーを披露。近藤はキム・ダヒョンを「見た目は少女のようだが、ステージでは堂々としていて、ソン・テジンさんをしっかりとサポートしていた」と絶賛した。一方の日本チームは、住田愛子とMAKOTOが本人を前に「ミッドナイト・シャッフル」を歌唱。華麗なダンスと高い歌唱力で、近藤を喜ばせた。
「80年代パフォーマンス対決」では、キム・ダヒョンとチョン・ユジンが、ヘアバンドからファッション、パーマまで“近藤スタイル”を再現。1982年に大ヒットした「ハイティーン・ブギ」で、完璧な日本語と爆発的パフォーマンスを見せつけた。2人のステージを見た近藤は「昔の歌である『ハイティーン・ブギ』を韓国の大きな音楽番組で、韓国の若いアーティストたちが歌ってくれているのが夢のようで、泣きそうになった」と感謝の気持ちを伝えた。
全てのパフォーマンスが終わり、コメントを求められた近藤は「韓国語をもっと勉強して来れば、もっと楽しめたのではないか」と残念な思いを伝えながらも「収録が終わったら、タッカンマリを食べに行く」と言い、最後まで爆笑をさらっていった。
番組を見た韓国の視聴者は、SNSなどで「80年代のレジェンドはやっぱり違う! 歌もユーモアも、雰囲気も歴代級だった!」「マッチはやっぱりマッチ! あなたを韓国の番組で見られるなんて! 2時間ずっとうれしかった!!」「お母さんとお父さんが、昔のことを思い出しながら楽しんでいたから、私も楽しかった!」「月曜日からストレスが解消された!!」など、高評価のコメントを寄せた。
また同番組はこの日、最高視聴率3.8%、全国視聴率3.2%(ニールセンコリア基準)を記録。民放・ケーブルを含む同時間帯視聴率1位を獲得する快挙を達成した。
(よろず~ニュース・椎 美雪)