日本維新の会から党員資格停止処分を受けた後、衆院選に出馬せずに政界から引退を表明した足立康史氏が11日、自身のX(旧ツイッター)で、国民民主党・玉木雄一郎代表の不倫騒動に伴う問題点について言及した。
足立氏は2019年に玉木氏のYouTube「玉木ちゃんねる」に出演した際に、妻が玉木氏と同級生であることを明かしていた。足立氏の妻は経済産業省の官僚で、IAEAで働いていたこともある才媛。玉木氏はハーバード大学に留学していた時の同級生だという。
“妻の友人”の不倫騒動について足立氏は「とても重要な教訓があります。」と前置きした上で「オーナー政党=個人商店に、日本の政治を任せることは出来ない、ということです。」と強調した。
1)自民党、そして公明党は、代表が変わっても、(支持率に浮き沈みがあっても)政党の存立自体はびくともしません。
2)立憲民主党も、(万年野党に止まっているという課題はありますが、)代表選挙があれば、政策を競い合い新代表が選出される。
3)日本維新の会は、近代政党になる道を選ばず、結党から十二年経っても、大阪府知事に頼らないと代表選ひとつ出来ない。
4)玉木雄一郎の国民民主党、山本太郎のれいわ新選組など個人商店は代表が頼り。深刻な課題があっても交代を議論さえ出来ない。
とタイプや立場の違うそれぞれの党について分析した。
古巣の維新についても“橋下徹氏の党”から脱却し切れていないことを指摘した上で、国民民主=玉木氏、れいわ新選組=山本太郎氏といったカリスマ的な代表が引っ張る党は、代表に何か突発事項があった場合の代わりがいないという弱点があるとした。「結局、日本政治の未来は、小選挙区制の下で、野党第一党がしっかり野党を束ねるか、(中選挙区連記制のような)新しい選挙制度を導入し、自民党中心の穏健な多党制をとるしかないだろう。」と制度改革の必要性にも言及した。
(よろず~ニュース編集部)