日本で最も面積が大きい都道府県は、もちろん北海道。約8万3000平方キロメートルと圧倒的な広大さをほこる。北海道と西日本を同じ大きさの円で囲んでみると…。思わず「北海道はでっかいどう」と言いたくなる結果が話題を呼んでいる。
まず、半径約270キロの円で北海道を囲んでみる。これは道内のほとんどをぐるっと取り囲める大きさだ。さて、これを西日本付近にも描いてみたところ、なんと近畿から中国、四国地方までがすっぽり!同地図を作成した「地理Bの旅」(@chiri_b_geo)さんは「北海道が大きいことは以前から分かっていましたが、他の地方の県の面積と比較したことがなかったので、試そうと思い」描画したというが、実際に結果を見て「改めて北海道の大きさに驚きました」と明かした。
もちろん正確な面積比較をする際には島しょ部などを考慮する必要がある。今回の地図はあくまで概算として北海道の広大さを見て取るものだ。数え切れないほど見たおなじみの日本地図も、同じ大きさの円を描画することで新たな理解が生まれる。
なお、円内に含まれた16府県(三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知)の合計面積は、約8万3000平方キロメートル。北海道とほぼ同じ大きさだ。
また、半径約170キロの円で東北3県(青森、岩手、秋田)を囲んでみる。この円を九州地方にも描いてみたところ、九州がすっぽり!ネットでは「北海道のでっかいどう振りもなかなかだが 北東北三県だけで九州と同じくらいなのもなかなかでっかい」と驚くコメントも見られた。
同地図は「地理院地図」というサイトを使用。円は「作図」ツールで描画している。地理Bの旅さんは同サイトを用いて「日本とイギリスを半径500キロメートルの円で囲んでみた地図」など数々の興味深い地図を作成し、自身のXで公開。「地理院地図は国土地理院が提供するオンラインサービスで、誰でも簡単に地図の閲覧や図形の描画ができる便利なサイトです。ぜひたくさんの方に使っていただきたいです」と魅力を語ってくれた。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)