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兵庫県知事選の結果受け「声の大きいものが勝つ社会」 紀藤弁護士が危惧「法治主義が試されている」

よろず~ニュース 2024年11月18日 19時30分

 弁護士の紀藤正樹氏が18日、X(旧ツイッター)を更新。失職した斎藤元彦前知事が再選された17日投開票の兵庫県知事選に対し、「法治主義が試されている」と自身の見解を綴った

 紀藤氏は「今回の兵庫県知事選挙の結果は、極論と極論の対決に法治主義が試されているのかもしれません。違法なものは違法、ダメなものはダメと言える社会でなければ声の大きいものが勝つ社会と堕してしまいます。」と懸念し、「〝真実は多数決では決められません〟 民主主義と法治主義は車の両輪です。」と訴えた。

 また、紀藤氏は斎藤氏再選の速報を受けて17日夜に更新したXで、「ネット時代の選挙の難しさですね。問題はこの後に逮捕者が出ないか等、この動きへの反動がどう出るかですね」と指摘した。

 斎藤氏による文書問題に対して明確な結論が出ないまま突入した今回の県知事選。同氏の再選を後押ししたと指摘されるSNSやネット動画において、中にはファクトチェックのない情報も含まれ、民意が左右されることを危惧する声もあった。

 紀藤氏の投稿に対し、Xユーザーからは「真実を大量のデマで覆い隠せば投票も左右できる。今後もこの手法が広がる予感に不安しかないです」「snsでの虚偽情報に対策が法的に出来るのでしょうか?」「推定無罪の原則を守れば、法治主義の観点から、斉藤さん復職は当然だと思いませんか?」など様々な意見が続いた。

(よろず~ニュース編集部)

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