近年、Web会議は業務の一環として当たり前の存在になりつつある。自宅や外出先からの参加が増加する中、画面に映る背景の扱いが新たな課題として浮上している。ぼかし機能を使って隠している人も多いが、それだけでは味気ない。そこで活用したいのがバーチャル背景だ。
バーチャル背景を取り入れる最大の理由は、プライバシー保護だろう。また企業ロゴや社名を含むバーチャル背景を使用すれば、一貫したブランドイメージを発信できる。これは特に顧客との会議や外部向けプレゼンテーションで効果的だ。
さらに適切に選択されたバーチャル背景は、会話の糸口となり得る。例えば趣味に関連する背景や訪問したい場所の画像を使用することで、会議の相手と親しくなる機会も作ることができるだろう。
とはいえバーチャル背景の作成方法が分からないという人も少なくない。そのような人はバーチャル名刺背景ジェネレーターを使ってみてはいかがだろうか。
バーチャル名刺背景ジェネレーターは、個人や企業のブランディングに適したバーチャル背景を簡単に作成できる。用意されている画像から背景に使用するものを選び、名前やメールアドレスなどの情報を入力するだけという操作の簡単さも魅力だ。Web会議に参加しながら自分の情報を相手に伝えることができるため、営業マンやプレゼン担当の人におすすめのサイトである。
また、レンタルスペース検索・予約サイトのスペースマーケットでは、実際に紹介しているレンタルスペースの画像をWeb会議の背景として使う事を提案している。サイトで紹介しているスペースは会議室や、イベントスペースなどさまざま。その時の気分で使い分けるのもいいだろう。
その他、高品質なフリー画像素材を掲載しているサイトのPixabayでは、会議室だけでなく創造的な背景や風景写真など、幅広い画像を選ぶことが可能だ。写真だけでなくイラストもあり、ビジネスシーン以外でも活用できるだろう。
これらのサイトで手に入れた背景を効果的な活用するには、目的に応じた画像を選ぶこと、高解像度の画像を使用すること、企業や個人のブランディングに一貫した背景を使用することなどがあげられる。
バーチャル背景の効果はプライバシーの保護やブランドイメージの強化だけでなく、コミュニケーションの促進など多様だ。上記で紹介した方法を参考に、バーチャル背景を積極的に活用してみてはいかがだろうか。
(よろず〜ニュース特約ライター・夢書房)