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IUも告白「電話恐怖症」着信音が怖いという若い世代が増加中→韓国で新サービス登場

よろず~ニュース 2024年11月28日 15時10分

 歌手で女優のIU(アイユー)はかつて、自身のYouTubeチャンネルで、「電話恐怖症」であることを告白。「電話をするのが、とてもつらい」「母と電話するだけでも、少し気が重くなる」と話し、電話(通話)への心理的負担を打ち明け、話題を集めた。

 メッセージでのやり取りに慣れた若者の中には、IUのように電話を苦手に思う人がかなり多い。実際、ある韓国の求人サイトで実施されたアンケートでは、10代の若者の10人中4人が「電話恐怖症」であるという結果が出たという。

 そんな電話を苦手とする若者のために、ついに人工知能(AI)が代わりに電話を受けてくれるサービスが登場し、注目を集めている。

 現地通信会社のLG U+は7日、AI通話エージェント「イクシオ(ixi-O)」を公式リリース。主要機能の1つに、AIが代わりに電話を受け、相手と会話した内容を保存するという機能が付いている。電話に出られない状況や、知らない番号からの電話に出たくない時に便利な機能だ。

 LG U+がこの機能を実装したのは、実際の消費者の声を反映した結果だ。

 同社は昨年から、2000人以上の顧客の意見を募り、ニーズを把握。今年9月から1カ月間は、大学の多い地域などを回って「イクシオ」の体験イベントを行い、8000人以上の意見を集めた。その結果「教授からの電話に出たくない」「メッセージに慣れてしまい、電話が来ると怖くなる」などの、若い大学生たちの声が反映され、AIサービスのリリースに至った。

 LG U+以外にも、このような若者の「電話恐怖症」を考慮したサービスが、さまざまな所で登場している。

 求人サイトの「albamon」は、求職者と企業が電話や対面ではなく、モバイルチャットで、リアルタイムに連絡できるサービスを提供。求職者は企業の採用担当者に、求人広告を見ただけでは分からない、企業情報を尋ねることができ、企業側は応募者に、採用過程の案内や日程などを、電話ではなくチャットで伝達が可能だ。

 情報通信技術業界の関係者は、「若い世代は大切な顧客層なので、彼らの特性をサービスに反映することも、とても重要」「電話恐怖症を、技術的に解決するさまざまなサービスの登場が、さらに活発になるだろう」とコメントした。

(よろず~ニュース特約・moca)

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