漫画版「化物語」、「エア・ギア」で知られる漫画家・大暮維人さんが「週刊少年マガジン」で連載中の最新作「灰仭巫覡」(カイジンフゲキ)の単行本2巻が15日に発売され、即重版が決定した。
同編集部は「1巻を読んだ書店員の皆さまが、各店舗独自の“棚”を展開!! これが追い風になったのか、発売後数日で“大”重版が決定いたしました!」とコメントを寄せ、全国から魅力的に陳列された書店の画像が紹介された。
講談社の営業部担当者は「2巻でも初速がとても良く、発売後すぐに大きく重版をかけることになりました!全国的に書店員さん等の『マンガ通』の方々がプッシュしてくださっている印象です。連載直後は大暮先生の画力の素晴らしさが話題に上がっていましたが、2巻に入ってからは独特な『世界観』にも注目が集まっています!」とコメントした。
――単行本1巻が発売即重版された際に発表された大暮維人氏から読者に向けたお礼コメント
漫画が溢れているこの時代に、わざわざ手に取ってもらえたということはとても特別なことのように感じます。
自分の実力不足や業界の慣例で描きたくても描けなかったものがたくさんあって、それはいつの間にか自分と作品を窮屈に縛りつけていたような気がしていました。『灰仭巫覡』は、そんな枷を少しだけ緩めて、「若かった頃の自分の体験」や「自分が憧れていた作品」や「描きたかった物語」を少しずつ思い出しながら描いています。タイトルが読みづらいと言われがちですが『カイジンフゲキ』と読みます。覚えて頂けたら幸いです!
今自分にできる最上級のものを出していければと思いますので、よろしくお願いいたします!!
――「灰仭巫覡」あらすじ
「夜」。それはかつて天災と呼ばれていたもの。人智を超えた災害の襲来に対し、少年たちはただひたすらに舞う。神々の力を借りる為、「夜」の怒りを鎮める為、そしてこの世界を救う為――。日本の田舎町に住む少年・仭は、「夜」により故郷を追われた英国軍人・ガオと出会う。自然に囲まれたのどかな町で、仲間たちと青春を過ごす二人。しかしそんな彼らの下に、再び「夜」が襲い来て……!?漫画の常識を覆すファンタジー巨編開幕!
(よろず~ニュース編集部)