作家バーバラ・テイラー・ブラッドフォードさんが死去した。91歳だった。1979年に発表され、後に7作の続編やテレビドラマを生んだヒット小説『女資産家』で知られる。短い闘病生活の末、24日に「最後まで愛する人々に囲まれながら」息を引きとったことと、ハーパーコリンズ社で長年担当してきたリン・ドリュー氏が伝えた。
「ベストセラーリストを席巻した彼女は、世代を超えた壮大な大河小説、断固としてロマンスではない小説で新境地を開拓し、特にその冷酷なまでの仕事ぶりで、彼女が創り出した女性像を体現しました」
「彼女は何百万人もの読者と数え切れないほどの作家たちにインスピレーションを与えました。20年以上彼女の出版社であったことをとても誇りに思います。彼女と共に働くことは私のキャリアの中で大きな喜びの一つでした」と故人を称えている。
英国北部のリーズで生まれたバーバラさんは、10歳のときに子供向け雑誌に初めて物語を掲載した。15歳で社会に出て、ヨークシャー・イブニング・ポスト紙でタイピスト兼コピー係として働き、最終的にはジャーナリストに昇進し、同紙唯一の女性記者となった。
最初の著書はホームデザインに関するものだったが、40代半ばで小説市場に参入し、2023年に40作目の小説を出版していた。作家デビュー以来、40以上の言語と90以上の国で9100万冊以上の本を売り上げた。
ハロー!誌によると、バーバラさんの葬儀はニューヨークで行われ、その後、同市のウエストチェスター・ヒルズ墓地に。2019年に他界したハリウッドのプロデューサーだった夫ロバート・ブラッドフォードとともに眠る予定だという。
(BANG Media International/よろず~ニュース)