木彫りで生卵の透明感、注がれるコーヒーの液体感、菓子の包装ビニールを表現し、SNSで注目を集め続けているアーティスト・キボリノコンノさんが、12月25日から千葉県・そごう千葉店で「キボリノコンノ展 食べたい!木彫りアートの世界」を開催する。千葉県では初開催となる。
そごう千葉店では毎年、冬休みのこども向けに発想力や想像力に役立つような文化的、科学的なテーマでの展覧会を開催していることもあり、今回は「キボリノコンノ展」に白羽の矢が立った。キボリノコンノさんにお話を聞くと、「今回は千葉県でのキボリノコンノ展初開催ということもあり、千葉にちなんだ未発表の新作を展示予定です。過去に開催されたイベントでは、数あるモノの中からキボリノコンノさんお手製の木彫り作品を当てるクイズ形式の展示が人気を博している。千葉県のみなさんにおなじみのあの『お菓子』を、リアルでかわいく作りあげました」と千葉にちなんだ新作を用意していることも教えてくれた。
今までおいしそうな食べ物や身のまわりのものを「木で彫って」できたとは思えない質感や出来栄えで作品化して、多くの人を驚かせてきたキボリノコンノさん。過去には材木の状態から、作品に発展するまでの課程を彫った作品「降ってきたお寿司」「カステラになりたい木の気持ち」や、木目が見えるはずなのにたまごにしか見えない「たまごの木身」などを作成してきたキボリノコンノさん。今回の展示会に向けて「今回はクリスマスの12月25日から年始1月7日までの開催ということなので、お子様からカップル、ご友人、親子3世代など、様々なお客様にお楽しみいただけるようなワクワク感のある楽しい展示になっています!『キボリノコンノ展千葉』で楽しい年末年始をお過ごしください!」とアピールしていた。
◆キボリノコンノ 東京都出身。静岡県浜松市在住。1988年生まれ。2021年9月、公務員として働く傍ら、コロナ禍にお家時間でできる趣味を探す中で、ふと家にあったコーヒー豆を見て、「木でコーヒー豆作ったら本物そっくりになりそう」と思いつき、木彫りのコーヒー豆を制作。それ以来木彫りにはまり、主に食べ物をモチーフにした木彫り作品を制作し、SNSで作品を発表。2023年3月、勤めていた公務員を退職し、同年4月からプロの木彫りアーティストとして活動を開始。全国での展覧会やワークショップ、講演会、絵本の出版など、コミュニケーションを生み出す活動を軸に活動中。
(よろず~ニュース・髙石 航平)