過去に飲酒運転で物議をかもした俳優のアン・ジェウク(53)が、9年ぶりに地上波のドラマに復帰する。
KBSは17日、2025年2月からスタートする新週末ドラマ「トクスリ5兄弟をお願い」に、アン・ジェウクとオム・ジウォンの出演が決まったことを伝えた。アン・ジェウクの地上波出演は、2016年のKBSドラマ「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!?」以来9年ぶりとなる。
同作は、長い伝統を誇る「トクスリ酒造」の個性あふれる5兄弟と、結婚して10日で夫が急死したことにより家長となった、長男の妻が織りなす家族ドラマ。
アン・ジェウクが本作で演じるのは、LXホテルの会長で、裕福な家庭に生まれたハン・ドンソク役。15年前に妻を亡くし、孤独が日常となった人生の中で、マ・グァンスク(オム・ジウォン)と出会う。
制作陣は「本作を通して、オム・ジウォンさん、アン・ジェウクさんの素晴らしい演技が楽しめると思う。2人が見せる波乱万丈なコンビが、視聴者に笑いと感動を与える予定なので、楽しみにしてほしい」と伝えた。
アン・ジェウクは、過去に2度にわたり飲酒運転を起こし、物議をかもしていた。
2003年に、あるドラマの打ち上げのあと、飲酒運転で事故を起こしたことが問題となり、2019年には地方での仕事のあとに飲酒、翌日午前に車でソウルに向かっていたところ、警察から飲酒運転の取り締まりを受けて、免許停止処分を受けた。
これにより、当時出演予定であったミュージカル「光化門恋歌」「英雄」を降板、バラエティー番組「クイズバラエティー~屋根部屋の問題児たち」へのゲスト出演もキャンセルとなった。
しかしアン・ジェウクは、芸能活動自粛から2カ月後の2019年4月に、日本でファンミーティングを開催、スピード復帰を果たした。また自粛から5カ月で、舞台「ミザリー」に出演し、「復帰が早すぎる」という批判を受けた。
今年5月、チャンネルAのバラエティー番組「パパは花の中年」に出演したアン・ジェウクは、「僕がつらかったのは、皆さんもご存じの通り、不本意ながら自粛することになった時だ」と告白。「収入がないと自粛できないのに、収入がない状態で1~2年間支出が続いて、ダムが崩壊するというのはこういうことなんだと思った」と、つらかった時期を回想した。
新週末ドラマ「トクスリ5兄弟をお願い」は、2025年2月より韓国で放送される。
(よろず~ニュース特約・moca)