お茶やジュースの片隅でタマネギを販売する不思議な自動販売機がSNS上で大きな注目を集めている。
「誘惑に駆られて購入してしまった。」と件の自販機でタマネギを購入する様子を紹介したのは弁護士、弁理士で猟師としても活動する中村憲昭さん(@nakanori930)。
この自販機が設置されている場所は札幌市中央区の南一条法務税務センター前。北海道はタマネギの一大産地として知られるが、まさかこんなに手軽にタマネギを買えようとは…。
中村さんに話を聞いたところ
「自販機に玉ねぎが売られていて、毎朝気になっていました。ある朝、とうとう我慢できずに手を出してしまいました。動画で撮影していたのですが、思わず声が出てしまいました。こんな小さな幸せを共有していただいてありがとうございます」
ということだった。
続いて調査を続けたところ自販機を設置者を特定。有限会社沢口商店店長の澤口浩明さんに販売の背景について聞くことができた。
--なぜタマネギを売ろうと?
澤口:飲料の100円ベンダーを営む弊社では一昨年、飲料水と食品の併売機を導入。去年、タマネギが不作で価格高騰していたので、お手頃な価格で提供したところ大好評。今年も販売することにしました。9月に収穫したものを仕入れ、10月頃から販売して在庫がなくなるまで続けます。
--こだわりのタマネギなのでしょうか?
澤口:東区の農家より北もみじというタマネギを直接仕入れています。糖度が高く、加熱するとコクと甘みが引き立つ品種です。
--今年の反響はいかがでしょう?
澤口:売れ行きはまあまあですね。面白がってお買い求めいただく方は多いです。これまでタマネギ以外にもいろいろ販売しており、りんご、柿、冬みかんなどの果物類から、カニかま、ソーセージ、さけるチーズ、中央市場手造り揚げかまぼこ、カップ麺、缶詰め、カップデザート、駄菓子まで、いろいろと手を変え品を変えて展開しております。
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このタイプの自販機はこの他にも札幌市中央区、札幌市豊平区の沢口商店前に設置されているということ。ご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。
なお今回の話題を提供してくれた中村さんは弁護士として、自治体の要請でヒグマを駆除したにもかかわらず猟銃所持許可を取り消された猟友会会員の弁護を担当。一審で勝訴したものの高裁では逆転敗訴となり現在、上告中だ。
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有限会社沢口商店
店舗所在地:北海道札幌市豊平区平岸四条12丁目5番21号
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【取材協力】
株式会社マビス
本社所在地:札幌市中央区南1条西10丁目4-167
(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)