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「orz」「ggrks」…かつてよく使用されていたネットスラング5選…味のある独創的な言葉、覚えてる!?

よろず~ニュース 2025年1月12日 16時0分

LINEやメッセンジャーでは、スタンプが使われワンアクションで簡単にメッセージを届けられるようになっている。一方で20年前のコミュニケーションの主流はテキストのみだった。通信速度も遅いため、画像を1枚送付するだけでも待たされることもあったからだ。そんなインターネット上で頻繁に使用されていたテキストの中には「ネットスラング」と呼ばれる独特の表現があった。

今ではすっかり見かける機会は減ったものの、偶然見かけると懐かしさが込みあがってくる。そこで、当時よく使用されていた「ネットスラング」の中から代表的な5つを振り返ろう。

まずは「orz」だ。「orz」は、横から見た人が土下座している様子を表現したものである。「o」が頭、「r」が腕と胴体、「z」が足を表している。ガッカリした時や謝罪を示す場面で使用されていた。

次は「kwsk」で、これは「詳しく」を省略したスラングである。より詳細な説明を求める際に使用されていた。「くわしく」をローマ字表記した「kuwashiku」から母音を抜いて表現されている。

続いては「ggrks」だ。このスラングは「ググれカス」という言葉の省略形を表している。つまり何かの質問に対して、「Googleで調べなさい」と自分で検索するよう促す言葉だ。掲示板などで初心者が質問をすると、この一言で返される場面もよく見かけた。

またネットスラングといえば、「wktk」も忘れられない。「wktk」は「ワクワクテカテカ」の略で、期待や興奮を表現する際に使用されたスラングだ。掲示板などで結論や続きの展開を焦らす表現の文章に対して、続きを期待する人から「wktk」が連投されることもあった。

最後は「omg」だ。このスラングは 「Oh My God」の略で、驚きや衝撃を表現する際に使用される。もともとは英語圏由来の表現であるものの、日本のネット文化にも広く浸透していた。

インターネットの通信速度の向上に伴い、スタンプや画像、動画でのやり取りが当たり前になった。文字だけでなく画像や動画でも感情や状況を表現できるようになったため、ネットスラングの利用は少なくなっていった。そのため、最近の若者は上記のネットスラングがわからないのではないだろうか。

メッセージ手法が変化すれば、新たな文化が形成される。テクノロジーの進化とともに、私たちのコミュニケーション方法も進化を続けていくことだろう。2025年には新たにどのような方法が生み出されるのだろうか。それはきっと私たちの想像を超える、創造的で魅力的なものになるはずである。

(よろず〜ニュース特約ライター・夢書房)

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