『6888郵便大隊』などで知られる俳優で映画監督のタイラー・ペリー(55)が、米カリフォルニア州で甚大な被害を出している山火事の発生前に「何百万」もの契約をキャンセルしていた保険会社を非難した。
タイラーは、インスタグラムに投稿した。「保険がキャンセルされたために、娘さんが庭のホースを使って90歳の両親の家を守ろうとする姿を見て、ただただ胸が痛んだ。保険会社が何年もの間、地域社会から何十億ドルもの金を巻き上げてリッチになっておきながら、それらの人々の何百万もの保険を解約することが許されるなんて」
「保険料を払い続けてきた人々には、純粋な貪欲さにより、何も残されていない。私は、できる限り多くの人を助けるために、どのような手段を講じるべきか考えているところで、皆さんのために祈り続けている」
カリフォルニア州では最近、保険料の高騰に歯止めをかける一方で、収益性が良くないとして多くの保険会社が同州から撤退していた経緯があった。それでも、今回の山火事による保険会社の保険損失額は最大300億ドル(約4兆7000億円)にまで達するという見方もあり、経営への懸念もささやかれている。
7日に発生し、少なくとも24人の死亡が確認されている火災では、メル・ギブソン、パリス・ヒルトン、ビリー・クリスタルなどのセレブ含む数千人が家を失い、10万人以上が避難生活を余儀なくされている。
セレブらも被災者救援に乗り出しており、ビヨンセのベイグッド基金は250万ドル(約4億円)を寄付。またタイラーの友人であるメーガン妃とその夫ヘンリー王子もパサディナで被災者に食料と物資を配る活動に参加していた。
(BANG Media International/よろず~ニュース)