”
とんでもない勘違いが、命にかかわる苦しみにつながってしまった。昨年12月、南米ペルーで81歳の男性が入れ歯を飲み込んでしまう騒動があった。てんかん発作の際に起こったようで、本人は入れ歯を吐き出したと認識していたこともあり、病院を訪れるまで強い痛みと呼吸困難にあえいでいたという。
治療にあたった医師は「患者はてんかんの病歴があり、定期的に治療を行っていた。2024年12月13日に自宅で発作を起こした際、患者は入れ歯を吐き出そうとしたようだ。ところが実際には飲み込んでしまっており、下咽頭に残っていた」と説明した。
外科医によると、患者は入れ歯を吐き出したと信じ込んでおり、そのため病院を訪れるのが遅れてしまった。その間、4日間も痛みと呼吸困難に苦しんでいたという。
病院でレントゲンを撮ってみると、すぐに入れ歯がのどに詰まっていることが判明。別の病院で異物除去の緊急手術を受け、数日後に退院できたという。
(ロイター/よろず~ニュース編集部)