パッケージサラダを製造・販売する食品会社「サラダクラブ」は16日、キャベツの大幅な供給量減少に伴い、一部商品の内容量を一時的に変更することを発表した。「千切りキャベツ」など5商品が一時的に容量減となる。17日店着分から実施され、3月上旬ごろまでを予定している。北海道、東北エリア、沖縄県を除く。
内容量が変更されるのは「千切りキャベツ」「千切りキャベツ ビッグパック」「ざく切りキャベツ」「ブロッコリースーパースプラウト入りミックスサラダ」「ブロッコリースーパースプラウト入りミックスサラダビッグパック」の5商品。「千切りキャベツ」が120グラムから100グラムに変更されるなど、一時的に容量減となる。
今冬はキャベツの価格高騰が大きな問題になっている。キャベツの供給状況について、同社は「2024年の夏から秋口まで続いた猛暑や12月に入ってからの急激な寒波、降雨不足等の異常気象による影響で、キャベツの秋冬の主力産地である愛知、静岡、九州等の各産地にて生育が遅れており、原料野菜の品位悪化に加え大幅に供給量が減少しております」と説明。「このような供給不足の状況から契約生産者での早採りが進んでおり、4~5月のキャベツ端境期にむけた原料確保も難しい状況にあり、契約生産者からも強く出荷調整の要望がきている状況」と付け加えた。
このような状況により、例年以上にパッケージサラダの需要が増加。同社も「昨年比110%以上の原料野菜量確保の準備をしておりました」と対応していたが、「それを上回る130%以上の発注量の増加により原料供給、生産体制を維持できない状況に陥る可能性」が生まれ、かつ同状況が2月まで継続する可能性があることから「今後のパッケージサラダの安定供給のため」内容量変更に踏み切った。
(よろず~ニュース編集部)